0か100か


私は、18のときに境界性人格障害と診断された。これは、若い女性に多く見られるものらしく、0か100かの極端な考えをしてしまうのが特徴で、何かささいなことがあれば、それだけで死にたくなったり、自傷行為をしてしまう。私も20代前半のときは、毎日死にたいと思い、オーバードーズやリストカットをしていた。しかし、それは年を取るにつれ、なくなり、もはや、そんな気力すら湧かなくなった。あの頃は、生きるか死ぬかの二択しかなかったが、年を重ねるにつれ、『今、死にたいけど、行きたい場所に行ってから死のう』とか、『あのアーティストに会うまで死ねない』とか死ぬのを先延ばしする癖がついた。これは、わりとおすすめなのだが、1年に1回、季節ごとに1回などにイベントごとややりたいことを設定しておくとメリハリがついて、がんばろうという気になれる。少しずつ死にたい気持ちがなくなるように、日々考えている。

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