マガジンのカバー画像

短歌

25
日常生活で思いついた自作の短歌
運営しているクリエイター

2023年3月の記事一覧

日々使う
ココナツオイル
急速に

柔らかさ増し
季節溶けゆき

紺碧 海
1年前
3

曇日の
ひかり降るとき
少しあり

瞬時に希望
覚ゆ心地す

紺碧 海
1年前
2

短歌/香りなど 無きとぞ思ふ 花とても 顔寄せみれば 甘き夢音

香りなど 無きとぞ思ふ 花とても 顔寄せみれば 甘き夢音

紺碧 海
1年前
6

木蘭の
甘い香誘う
青き空

花開くのは
きみ向かう方

紺碧 海
1年前
3

【短歌】燃え破れたるモクレンの曇風吹きナミダ落ちぬる

褐色に 燃え破れたる モクレンの 曇風吹き ナミダ落ちぬる

紺碧 海
1年前
3

モクレンの
殻の時代を
永くへて

咲き始む白
夜ひかる星

紺碧 海
1年前
1

梅の木に メジロ飛び乗り さらさらと 降らす 白雪 淡陽に透けて

モクレンの
ほころびはじむ
口元の

白きほほえみ
陽降る戸口で

紺碧 海
1年前
2

日常と非日常の境目を
映す月光
窓辺にとまり

紺碧 海
1年前
4

【短歌】うぐひすの聲 ふいに聴き

うぐひすの 鳴き声降った 二日前 明日に春日の 気配が薫り

紺碧 海
1年前
1