浅い呼吸
限界なんてとっくに超えてる。
今日改めてそう思った。
いままで会社で出たことはなくて、
家でしかなったことない不快な感覚。
何に対してからわからないなぞの焦燥感、
走った後のような動悸、
浅くしかできない呼吸、
目的はないけどここにはいたくないと走って逃げ出したくなる感覚、
誰かにまるで首を絞められてるみたいだった。
だけど誰にも迷惑かけたくないから、
途中で帰ったりして心配かけたくないから、
熱があるわけでも咳が出るわけでも、発疹が出るわけでもない。
会社の人には自分が躁鬱だと話したことがないから帰る理由をちゃんと説明できない。
あと数時間耐えれば帰れるから耐えろ耐えろって思えば思うほど息が浅くなっていって、
偶然空いてた個室ブースに逃げ込んだ。
そこでこの前お守り感覚で持ってるだけでも安心だからと新しく処方された頓服を初めて使った。
15分くらいで、頭がぼやんとして
ちょっとだけ呼吸がマシになった。
休職してもいいと思うよ、
とこの前先生にも言われたけど
まだ自分はそこまでじゃない、大丈夫、気の持ちようだって
人から言われたら嫌がりそうなことを自分に言い聞かせている。
面倒臭いやっと思われたくない、
手に余るやつだと思われたくない。
求められる人間じゃなくていいから、
せめて普通でいたい。良くも悪くも記憶に残らないようなそんな奴でいい。
いつまでのことを指しているのか分からないけど、もうちょっとの期間がんばってくれ自分。
全部気のせいだったとして。