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フォルケホイスコーレでの社会科見学「Nyvang」

Oplevelsescenter Nyvangという屋外型博物館へ行った。1950年代中ごろのデンマークの小さな協同村の日常を体験できる場所だ。Oplevelsescenterを英語にすると「Experience Center」まさに「体験型」だった。

デンマークに長く滞在していて、文化にとっても興味があるのならとってもおすすめの場所。ただ正直に言うと、デンマークに来てここに一番にくる必要はない。デンマークへの観光客から見たら、優先順位はかなり低いかもしれない、ということ。

HP・場所

冬期間はしまっているので日程確認が必須。

コペンハーゲンから車で50分、電車で1時間30分くらいの場所。

写真

この博物館のすごいところは、昔の形式を再現しているだけでなく、その施設が「稼働」しているところだ。ゆえに、家具は触り放題だし、椅子にも座り放題。日本にも昔の生活を再現している施設はあるが、「展示」にとどまっている場所が多いのかもしれないと思った。

お湯を沸かしている
第二次世界大戦頃飲んでいたコーヒーを再現。貧しかったためコーンの粉でかさ増しして飲んでいたんだとか。お菓子もコーヒーもおいしくはなかった!
ビーズのライト
アイロンがわりに、木の棒で布を伸ばしていたらしい。
アイロン伸ばす方の板、版画のバレンてきな?
森の奥に、プールの監視員のようなベンチが見えるだろうか。そこから狩猟をしていたらしい。
ヨーロッパのようなアジアのようなライト
電話交換手の電話
電話の交換手の制服かわいい、私服で着たい
歴代のデンマークの郵便局員の制服
手元の白いラインが、階級を表しているんだそう。
この辺が全部触り放題
薬局を再現している場所。昔ギャンブルには税がかかっていたため、賭博用のトランプではないことを証明するために角を切り落として使っていたそう。
こうやって作るのよ、をかなり詳細に見せてくれる薬局
デンマーク語でGiftは「毒」
錠剤の作り方を再現
ニコちゃん(コンセント)
昔のレジ
展示室なのにみんな休憩所のように使っていた
こんな椅子にも座っちゃう
くじゃく
下から三番目、どう見てもベートーベンじゃないですか。デンマーク人に「ベートーベンだね」って言ったら「さあ、わからないね」って言っていて音楽室に作曲家の絵を飾るのは日本の文化なんだなって思った。ベートーベンなんて隣国ドイツの出身なのに。

なんと言っても体験型なのが楽しい!半日あればゆっくり回っても見られるこぢんまりした場所。当時の伝統工芸品を作って生計を立てていそうな人もいるし、当時の暮らしを続けている人がいると言うのが他の施設とは違うポイント。

人生に余裕があればぜひNyvangへ!

お返しの愛は無限大、一緒に幸せに貪欲になりましょうね!!