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当分、糖分はいらないわ!デンマークのスイパラ体験記(Sønderjysk kaffe board)

スイパラって、懐かしいですね。スイーツパラダイス。その名の通り、2,000円そこらでスイーツ食べ放題のお店で、中高生の聖地です。

わたしの時代は、ペペロンチーノもスイーツ顔をして並んでたと記憶しています。名前こそついていなかったけれど、当時から味変の概念があったのでしょう。

デンマークのケーキ食べ放題を体験しました。

名をSønderjysk kaffe boardと言います。
直訳すると、南ユトランドのコーヒーテーブル。
特定のお店ではなく、文化です。

簡単に説明すると、デンマークの南ユトランド地方限定のアフタヌーンティーみたいな。

そこにあるのは、22種類のケーキとコーヒーを飲むというシンプルで贅沢なルールのみ。暗黙のルールでは、少なくとも 7 個のソフトケーキと 7 個のクリスピーケーキ、コーヒーが含まれていなければならないとされています。

文字だけで、胃もたれがしますね。ケーキの種類や数は変動するものらしいですが、わたしが参加したものは、きっとこのルールに従順だったと思います。そう信じています。

この南ユトランド半島がドイツの統治下にあったとき。1870 年代とかですね、アルコールが提供される場合は集まることが禁じられていたため、代わりにこうしてケーキとコーヒーで集まっていたんですって。

地域のものなので、わんこそばみたいなものでしょうか。そばを食べたことない人っていないけど、「あよいしょ!」ってななめうしろから注がれ続けることってない、みたいなね。

存在も知ってるし、普通にケーキも食べたことあるものだけど、提供され方にひと癖ある。

つねづね、南ユトランド半島を田舎扱いしているコペンハーゲン出身の子も「初めて♫♫」と楽しそうにしていました。

わたしが行ったのは、公民館のような場所で行われているイベントだったので、格安でした。しかも、✖️JAZZイベントだったので、ジャズを聴きながら。

わたしは、ついに貴族になったのかと錯覚しました。

これ以上の有益な情報は出てきませんので、ヒュッゲを想像しながら、写真をお楽しみください。

一巡目。一番大きいもの(左下)がパンにバターを塗ったものだと知り「こんな毎日食べられるものでお腹いっぱいにしている場合じゃねえ」とキレながら食べました
あ、これこれ。美味しそうだし、甘そうに見えるじゃん?
このイベントの定番「Gode råd」
カルダモンとバニラを混ぜてバターでやき、ワッフルアイロンで完全に平らにされたクッキーみたいなやつ。初めて食べるのに懐かしい味がするやつ。薄いけどでかい。
ルバーブ入ってたと思う
この層になってるのもデンマーク伝統
クッキーも一種類とカウントしてくれるのはありがたい
花の使い方が上手よね
写真の撮り方が下手よね
二巡目、すでに一つ一つのケーキが自立できないくらい細い
この白いマカロンみたいなやつこれも伝統的みたい。
この名前、英語にするとnothingなんですよね。
そうです。軽くて、いつでも食べられる、食べた気がしない、nothing!ってことですね
この辺から、コーヒーがないとお腹に流し込めなくなってきている。
直訳は、小麦のリース。マジパン入り。
1940年代まで、マタニティーパーティをよくやっていたらしく、その時に参加者が出産祝いとしてこのケーキをつくるのが定番だったらしい。保存が長くできるという意味でも、人気だったみたい。
写真への諦めがすごい
3巡目は撮り忘れ。これは4巡目。諦めモードが伺えます。

JAZZ感を全くお届けできないまま、終わりまで来てしまいました。そうですね、感想は、えっと〜とてもいい音楽だったと思います。

もちろんケーキを全制覇、まったく届きませんでした。やっぱりペペロンチーノがないときついです。コーヒーだけでは味変になりません。いつかリベンジをしたいです。

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このつき
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