見出し画像

市対抗戦 去年のリベンジのつもりが…

12月2日。5市対抗の剣道大会に参加しました。
年齢別に区切られた15人制の団体戦です。
私は45歳ということで
ちょうど真ん中の中堅。

朝から緊張していました。
なんせ、去年の悪夢が蘇ってきたからです。
勝たねばならないところで大ポカをし、
2本ストレート負け。
あとの50、60代の先生方が奮闘してくれたおかげでチームは勝利することが出来ましたが、私はひとり蚊帳の外の心持ちでした。
チームは優勝しましたが、
素直に喜ぶことが出来ずに
家に帰っても悶々と。
中途半端な小手を出したところに相手の大きく振りかぶった面が合ってしまったのです。それも2回連続で。
同じ技で2回やられるって…。
こんな負のイメージを払拭するには勝って良いイメージで終わりたい、そんな感じでした。

開会式も終わり、一気に緊張と興奮が高まっていきます。

4回対戦する中で私は2回参戦となりました。

さて一戦目ですが、負けたくない、負けたくない、の一点張り剣道でした。
自分でもこの小手は入ったっしょ、と思いましたが審判の旗は上がらずでしたが。
監督の先生がコートの外から
「いい小手だ、入ってるよ」とお声を掛けていただきまして、自分に都合の良い情報は耳に入ってくるたちでして。
でもガッチガチ剣道は変わらずでした。
大将の先生にも
「固いなー、いつもの積極性が無かったよ」と言われ、その通りでした。
結果は引き分けです。

2戦目は少し落ち着いてやろうと思っていた矢先、相手方がガンガン来るタイプで慌てました。
中段に構える暇もない程でした。
立ち上がりがバタついた感じでしたが、
途中で持ち直して何とか
自分のペースで攻め込みました。
やられた分やり返そうと打ち込み、
一瞬、間を空けてからの
飛び込み小手が決まりました。
パクンッと久しぶりにいい音がしました。

しかし、この1本を守りたいという負の心が生じました。

心が浮いてしまい、すぐに手元が上がってしまいます。
打たれたくない、守りたい、という感情が先行し、すべてが後手後手に。
相手の大きくふりかぶった面を取られました。
しかも、時間ギリギリで。
一本勝ちの予定がたったの数秒で
引き分けとなってしましました。
他の先生に「うーん、もったいない」と言われまして、
ホント、その通りだなあ、と。
結果はまたも引き分け。
どうも、自分は振りかぶり面に弱いみたいです(笑)
取られて取り返した引き分けと
取ってから取り返されての引き分けとでは
雲泥の差です。
また、反省材料が増えました。
勝ちきれない45歳。
また来年までの宿題が増えました。
何が足りないんだろう、それを考えるのも剣道の楽しさでしょうか…

試合は稽古のように、稽古は試合のように


いいなと思ったら応援しよう!