バランスの悪い板の上にいるような、でもとても心地良いバランス…の曲
田端で一人暮らしをしていた頃、音楽雑誌のsnoozerを好んで読んでいた。
編集長の田中宗一郎の音楽論が好きだった。
(トム・ヨークからの信頼は絶大なものであったように思う)
その雑誌の付録CDの曲だった。
竹村延和のソングブックをそこで知った。
このボーカルを聞くと純粋で無邪気な世界が開けてくるのと同時に
魔女のいる森に迷い込んだような気持ちになる。
上京し、たった3ヶ月で会社を辞め、アルバイトをしながら自主映画を制作していた頃を沸々と思い出す。