🍙せつない気持ち🍙米栗カレンダ■10/12

日本各地が揺れた一週間でしたが、いかがお過ごしでしたか。

うちの４歳男子は幼稚園の運動会の練習と、電車に乗ることで忙しく過ごしました。

それにしても『子どもって残酷よね』について考えさせられたこの一週間。ちびっこたちが遊んでいるのを眺めていたら、「一緒に遊ぼう〜」と駆け寄る子に、

「○○君とだと、つまんない」

「じゃましないで」

「ついてこないで」

きつい言葉を悪気なく言う子がいる。

これを言われた子は悲しくなって泣くし、泣かずとも傷つく。

見ていて思うのは、傷つく子はやっぱり理解力があるし、つまり言語能力が高い。そして誰かを仲間外れにすることは悪いことだと気づく。

でも悪気なく言う子は、悪いことをしたと気づかないままでいることが多い。近くにいた大人から「自分がそういう事されたら、どんな気持ちになる？（自分がされて嫌なことは、他の子にもしちゃだめだよ）」と言われても、きょとんとしている。あるいは開き直って「でも本当のことを言っただけだよ。」などと言う。

悪気がないのだからしかたがない、けれど、悪気がないから仕方がないまま成長してしまうと、長じて「悪気がない＝無自覚」に誰かを傷つけることになりかねないなあ、なんて思った。

子どもの無邪気は、悪ではない。

でも無邪気は放置していいものじゃなくて、気づいて変えていかなくちゃいけない種類のものだろうなあと思う。

無邪気さはやがて、差別やいじめにつながると思うから。だから大人はそこを見過ごしちゃいかんぜよ、と思う。（幸い、うちのちびっ子の通う園の先生たちは、そこをきちんと見ていてくれる。）

それにしてもしみじみ思うのは、傷つけられた子の心にはせつなさが生じているのだろうなあ、ということ。このせつなさは、親が「わかるよ。悲しいよね。でもよく頑張ったね。」と言ってあげるだけで、きっとそれだけで、とても強くたくましい芯になるだろう。そんな芯はいつか自分だけじゃなくて、誰かの支柱になることもできるだろう…そんなことを思ったのでした。

運動会は終わった。次は遠足だ！秋は忙しい。