2022年を振り返って
年末恒例のあれです。やっていきましょう。
イベントに出るということ
今年も無事新刊を出すことができ、それに伴っていくつかのイベントにも参加しました。そのなかで何度か不快な経験をし、今でも苦い記憶として残っています。
生身の人間が集まる場である以上、何かしらの衝突が起きるのは避けられないものと思います。
そのような事態に直面した際に、適切に助けを求められるようにしておく、そして自衛の手段を常に用意しておく、そのような準備が必要であると感じています。
買って良かったもの
今年の七月頃に Elgato Stream Deck を購入しました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B09738CV2G
自由度が高過ぎてどのようなデバイスであるか説明するのが難しいのですが、基本は各ボタンにアプリケーションや Web サイトの URL、ショートカットキーなどを割り当てて随時呼び出す、という使いかたをします。
元々はゲーム実況者、動画配信者向けのデバイスだったようですが、私のような小説書きにももってこいのデバイスです。
一太郎を起動して文章内にルビや傍点を打つ、Github のクライアントを呼び出して原稿のバックアップを取る、宣伝画像を作るために GIMP を立ち上げる、息抜きにゲームをする……といった作業がすべてこれひとつでできます。
パソコンで作業をする、とりわけ複数のアプリケーションを駆使する方にはあまねくお薦めしたいです。
締め切りとの向き合いかた
以前から気になっていたことではあるので、改めて書いておくことにします。
これがないと原稿ができない、つまり本が作れない。そういう意味で重要な存在である締め切り。
しかし、締め切りに間に合わせないといけないと考えるほどに心理的負担が大きくなっているようです。
締め切り直前はまったく眠れなくなり、体の限界が来て気絶するように眠るなど、実際に身体的な影響が出るほどになっています。
そんなにビビらなくても手を動かしていれば原稿はできる、とそれはわかっているのですが、追われると余裕がなくなってしまうのでしょう。
これはもう、手を動かせばできると常に自分に言い聞かせるしかないのだと思います。立ち向かう勇気は自分で育てるしかありません。
来年に向けて
まずは、新刊『月浜定点観測所記録集 第五巻』を上梓すること。そしてこれを文学フリマ岩手8で頒布すること。この二点が最優先の目標です。
他に制作のご依頼をいただいているのでこれも進めていきます。
今年は初めて、依頼されて原稿を書くという経験をしました。以前の私であれば考えられないことです。
前に進むには新しいことをしていかなければならないと実感した、得がたい経験でした。今後も随時ご依頼を受けていこうと思います。
あとは……少し瘦せたいですね。小説家は体が資本です。筋肉と体力をつけて、厳しい制作の日々を乗り越えていきたいです。
ざっと書いたので文章が稚拙ですが、このくらいで。
今年もありがとうございました。また来年お会いしましょう。
月浜定点観測所 代表
此瀬 朔真