6/26湯島で文豪になってきましたレポ
お久しぶりです、この先(この先生きのこるには)です。
今回は湯島で文豪気分な缶詰体験をしてきましたので、そちらをざっくりですがレポしていきたいと思います。
事の発端
同居人と湯島を通りかかった(湯島にはめちゃうまなかき氷屋さんがある)際、こんな貼り紙を発見。
なにこれ?文豪缶詰プラン?
詳細を調べたら、株式会社八十介というイベントの企画運営を行っているところが主催している体験型宿泊プランだそう。
ちなみに今までこんな感じで行われてきたらしい。
今回私たちが宿泊した湯島の詳細はこちら
そのときは宿泊プランの約3日前。
え、どうする?行っちゃう?
ノリと勢いで生きている同人オタク二人組、帰りの電車内で申し込み完了。
帰宅するとヒアリングシートが掲載されたメールが送られて来ます。
ヒアリングシートには、二人の関係性(どちらも先生なのか、例えばどちらかは助手。というのもあり)や缶詰になってやりたいこと(原稿以外読書とかも出来る)などを書きました。
古めかしい旅館にありがち(???)な騒動や事件も起こる予定なので、事件が起こるフロアを希望するかどうかも聞かれました。
ちなみにSNSのアカウントを書く欄もあったので(確か絶対記入ではなかったけど)当日サボってツイートしてたら編集者さんにバレます。
チェックイン
あっという間に当日、湯島のホテル江戸屋さんへ到着。
一度チェックインしてしまうと完全に缶詰なので、コンビニで軽食は調達済み。
(出前や編集者さんにお使いに行ってもらうことは出来るようです)
フロントで受付をしてもらおうとすると、もうすでにロビーには編集者さんがワラワラと。
ちなみに皆さん架空の出版社鳳明出版社の編集者さん。という設定で、私たちはその作家先生。
編集者さんの名刺。
「先生ですか!?」と声をかけられて食事の時間や諸注意を伺い、事件が起きたら目撃者として関わりたいか、などもう一度詳しくヒアリング。
そうしてお部屋に案内されました。
いい!この古き良き旅館!!如何にも何か起こりそう!と大興奮で写真を撮る私たち(原稿は?)
一通り写真を撮りまくり、17時頃に起こる「何か」にそわそわしながら原稿を進めます。
何もないわけがなく……
17時、突然部屋の外で女性の喚くような声が。
ついに来たか!といそいそカメラを構えて、外に出ると揉めている男性一人と女性二人。どうやら男性作家を巡っての、奥様と若い女性作家の言い争いのようです。
旅館まで乗り込んでくる奥様のバイタリティ、尊敬します。
編集者さんたちがなんとか双方をなだめて終幕。
編集者さんに「皆さん原稿のほうは大丈夫ですか?」と野次馬している私たち先生は正論を喰らいながらも、その場は解散となりました。
続・何もないわけがなく……
オプションの夕飯(豪華、美味しい。オプションだけど頼んで良かった)
とお風呂をいただいて涼んでいると、もうすぐ20時。
また「何か」が起こるはずなのでカメラを持ってあらかじめ指定されていた4階へ。すると……。
あっ!テレビでよく見るやつだ!
そしてそこには憔悴しきった先ほどの男性作家が!
どうやら先ほど言い争っていた若い女性作家が、殺害されてしまったようです。やっぱり旅館って事件が起こるんですね(?)
そして刑事さんも登場。証言者のカードを持った先生(私たちと同じ宿泊客です)から情報収集するも、次第に行き詰まってしまった刑事さん。
どうするんだろう、そう思っていると……
「民主主義なので、多数決で決めます」
それで良いんですか刑事さん!そうしてその場に居た先生方と編集者さんの多数決により、揉めていた男性作家が連行されて行ってしまいました。
ゆ、ゆるい~……!!
でもあくまで文豪缶詰体験であって謎解き体験じゃないので、これくらいでちょうど良いのかも。我々は爆笑してました。
ちなみに21時以降、部屋の外から限定ですが何故か事件現場も写真に収めることが出来ます。
今気づいたけど私やってることパパラッチですね。
そのあと編集者さんからの進捗確認コールが来ました。
私はあらかじめ伝えていたノルマが終わったことを伝えると
「それでは次回作のほうもよろしくお願いします」とのこと。
私、いつの間にか作品をたくさん抱える人気作家になっていたみたい……。
言われた通り別の原稿も進めつつ、その日はそのまま就寝。
翌朝
翌朝少し早く目が覚めてしまったので、徘徊してみようと部屋を出ると編集者さんたちからの圧が。
圧に負けずに1階まで降りてみると、玄関にダメ押しのように貼ってありました。
我々は善良な先生なので、おとなしく部屋へ戻ります。
しばらくすると編集者さんからのモーニングコール(という名の進捗確認コール)あり。
朝食はちなみにこんな感じ。
食後はちょっとのんびりしつつ、チェックアウトの準備。
チェックアウトは12時までなので、ゆっくり出発することが出来ました。
感想
最初は旅館に着いたときが盛り上がるピークなんじゃない?なんて思ってましたが、想像以上に楽しかったです。
事件もそうですが、なにより旅館という非日常空間で編集者さんが私たちをめちゃめちゃ丁寧に先生扱いしてくれる。
あと編集者さんの服装もちょっとレトロで、如何にも編集者として「居そう」な方たちばかりなんですよ。
そういうところも芸が細かいなあと、感心してしまいました。
7/3にも神保町で文豪缶詰プランが行われるそうなので、気になった方は是非詳細を確認してみてください。
肝心の原稿ですが、我々ふたりとんでもなく捗りました。自分でもびっくりした。
編集者さんの圧、最高。
以上、この先の湯島文豪缶詰プラン体験レポでした。
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