体調悪いって伝えてもよくない?
「体調悪いアピールするのは、自己管理できない人って思われるだけだからやめたほうがいい」
大学時代、自己啓発本がなぜかまわりで流行った時期(ない?)よく耳にした。最近までちょっと気にしてた。
けどよー。
「みんな全然同じじゃないな」と実感をもって気づいてからは、もう言ってもいいや、言ったほうがいいやと思っている。
「みんな全然同じじゃないな」っていうのは、男だからごはんを早く食べられてあたりまえとか、女だからブラジャーをしてあたりまえとか、そういうのが全然あたりまえじゃないよなってことだ。
「ごはんは30回以上かまないと飲み込めない」「生地や締めつけがどうしてもダメで」
うんうん。
「ーーだから△△であたりまえ」はない。くくりきれないものが個にはある。ということに気がついてから「みんなができるから私もできるはず」と思って無理するのをやめた。もちろん全部じゃないけど。
(はあ〜小学生の頃みんなが普通にやっていたハードル走、私だけハードル全部ぶつかって倒しちゃってつらかったな〜他にも倒す子がいますように!ってお祈りしながら順番を待ってたよ)
例えば、半日以上重いものを運び続けること。
引越作業や会社の倉庫整理(1日中本を運ぶ)、飲食店でのバイトをした翌日、もれなく高熱が出るので、極力しないようにしている。
ただ、会社の倉庫整理は、会社の仕事。雇用されてる身分で仕事を断っていいものか。そこでアピールだ。もう素直に言う…でもいいけれど私の場合は、倉庫整理の翌日40度近い熱が出るので結局伝わってしまう。
「体育会系じゃないなあ」みたいにいってくるおじさん(偏見)が時々いる気がするけど、同じ試練に耐えてない奴は認めないみたいなのやめてくれ。それぞれに大変なことはあったよ。
ただ「ごはんは30回以上かまないと」はあまり人に迷惑をかけないが、仕事で「重いもの運べない」は代わりの人に迷惑がかかる。
…と思っていたけど世の中には「パワポで資料作るより重いもの持つほうがマシ」という人もわりといる。チェンジすればいい。
(私のいう「重いもの」はそこまで重いものじゃないっぽい/上司も比較的若いからという理由で私を選んでいるだけ)
あと「ーーさんが体調崩すくらいだったらやる」って言ってくれるありがたい人もいる。私はその人のために文章校正プログラムを書く。できることをすればいいんじゃないのかな。
あれもこれもできません!じゃなくて、これだけはできない…としぼっているし。
誰にどうアピールするかにもよるけど、「これをするとこうなってしまうので、できません」と伝えておくのは私にとって自己管理のうちだ。
重いもの運ぶと高熱出る件についても、一応何とかしようと思って、4ヶ月だけパーソナルトレーニングに通って筋肉つけた。このまえ機材もって半日外でロケしたけど、何とかいけた。この1年間高熱は出してない。あんなによわっちかったのに。えらいじゃ〜ん。
筋トレすれば案外変われるのでは?と思った日の日記
まあ確かに「フリーランスで、どんな仕事でも受けたい!」とかの状況だったら、体調云々は言わないほうがいいけどさあ。健康で文化的な生活を求める現在の私には、「ーーして体調悪くなった」ってまわりに伝えておくのは、健やかに生きるのに有効な手段なのだった。
1年でだいぶ健康で文化的な生活になった。私はえらい。(みんなもえらい)