わたしがwebライターになりたいと思った理由
職歴をざっくりお伝えしますと
営業
派遣事務(人事労務)
派遣事務(労務サポートデスク→経理サポートデスク)
大きく分けて以上の職種を渡り歩いて来ました。
それぞれの仕事に就いていた時のことを少し詳しくお話しします。
営業
本音はしたい仕事じゃありませんでした。
しかし、婚約中だった彼氏(今の主人)が、一足先に営業職に就いていたのです。
もし、わたしが営業を少しもかじらずに結婚したら、営業ならではの大変さを理解できないかもしれない・・・と危惧しました。
少しでも相手を理解できればという思いと、一年後には寿退社の予定だったので我慢しようという思いの半々でした。
派遣事務(人事労務)
結婚し、新卒採用された会社は辞めて東京に出ることになりました。
派遣社員としていくつかの仕事ができましたが、その時は新卒時代に希望しても行けなかった「事務」の職業に就くことができました。
主人は全国転勤のある会社だったため、わたしは一度採用された会社に居続けることができません。どれだけ長くても三年間で退職です。
そのため、「辞めて次の仕事を探す時に、職歴に一貫性があった方がいい」と考えたわたしは、なるべく「人事労務」の仕事をするよう意識しました。
「人事労務」をチョイスしたのは完全に好みです(笑)
とにかく、会社が変わっても労務の経験を積み続ければ、それに関してプロフェッショナルに近づけるという戦略でした。
派遣事務(労務サポートデスク)
何度目かの転勤とコロナが重なり、引っ越し先でなかなか希望の仕事に就けません。
子供の保育園入園もあったので、多少なりふり構わずどこかで仕事しなければ!と焦りました。
結果、扱っているものは労務に関係しているのですが、それの事務的処理ではなく、顧客のサポート部署に就くことになりました。
話している内容は労務のことなのですが、わたしの仕事内容は「顧客と電話またはメールでコミュニケーションを取るサポートデスク」となりました。
この辺りで雲行きが変わることになります。
派遣事務(経理サポートデスク)
派遣元会社を変えて再度就職活動した結果、上記サポートデスク業務をさせていただいた会社の別部署に、たまたまご縁がありました。
今度は「会計・経理事務」とのこと。
労務ではないですが、事務処理であれば「事務経験」が積めると踏んでお世話になりましたが、どこかで話の食い違いがあったのか、「応募しているのは入力処理の方ではなく、サポートデスクの方だった」と。
結局、対応内容が労務から会計に変わっただけで、わたしの仕事は「サポートデスク」だったのです。
しかし、ここでお断りするわけにもいきませんでした。
働いていないと保育園に預けられなくなります。
ただでさえ転勤・コロナで保育園が二転三転しています。
これ以上、親が働いているから・働いていないからで保育園を出たり入ったりさせるのは、子供がかわいそうでした。
数年サポートデスクを続け、入力処理への配置換えの希望も出してはみましたが、それも叶わず・・・
このままだとわたしの職歴は「事務」ではなく「サポートデスク」の経歴で埋まっていくことになる・・・
そうなると、わたしはわたしの希望していない仕事に対して着々と経験を積むことになるのか。
もし、次に転職する必要に迫られたとき、わたしの強みは「事務の経験」ではなく「顧客対応の経験」になる。そうすると、事務職は遠のいてコールセンターや営業などが現実的になってくる。
そもそも、仕事をさせていただいているということはありがたいことです。
それは重々承知ですが、最初からわたしは「本当はこういうことがしたいわけではなかったけど、なんとかそれでやっていけるように納得しようとしてきた」という恨み節を抱えて生きてきたのです。
こどもだなと思います。
わがままだな、社会人として未熟だなと思います。
このままずるずるとサポートデスクを続けることはできました。
でもそれでは、わたしの中には何も残らないと気づいてしまいました。
見ないようにしてきたけれど、「わたしのなりたいわたしにはなれない」と気づいてしまったのです。
「誰かのせいでわたしはやりたいことができない人生だったんだ」といじけるのは、もう嫌でした。
するならどんな後悔を?
わたしはずっと「やる後悔」より「やらない後悔」を選ぶ方でした。
「やる」ことで取るリスクや後悔があるなら、わたしは何もやらずに、「ああ、やっぱりやっておけばよかったかな・・・」という後悔にじっと耐える方を選ぶ性質です。
これまでのわたしなら、サポートデスクでじっと耐えたのでしょう。
「やめて好きなことを仕事にする!」とフリーランスを選ぶことで訪れる後悔を選択しなかったはずです。
でも、やろう、と。
やりたいと思った方を選ぼう、と。
「やる」を、「わたしのやりたいことをやる」を、選ぼう、と。
何が明確なきっかけだったかは、はっきりとは分かりません。
でも、「やりたいことができていないのは、わたしじゃなくて誰かのせい」と言い訳している人生って・・・
それっていいのか?とわたしがわたしに問いかけたのだと思います。
それに、自分自身が「NO!」と叫んだ。
わたしは、「やりたい」と思ったことを「やる」方を選んだのです。