朝、思考を巡らして
朝から作業。最近毎日パソコンと向き合っていて、ものもらいができた(関係ない)
作業中に聞くラジオについて書く。
3年前くらいにApple Musicで配信が始まった
「Inner Visions Hour with Gen Hoshino」
全6エピソードでそれぞれの回にテーマが1つあって、星野源さんとライターの小田部仁さんが雑談を挟みつつそのテーマについて話すと言う番組。
この番組は心地よくて何度も聞いてしまう。
特に作業するときにちょうどいい。
これはすごく失礼なのだが、近くで会話している人の話を作業しながら盗み聞きするくらいのテンション感と言うのかな。喫茶店とかでなんかこの人たち面白いこと話してるなと聞き耳を立ててる感じ。
曲紹介なしだったり、環境音が流れていたり、自由度が高いのもいい。
初めましては、ちゃんとこの番組だけ集中して聴いた。ほんとに面白くて、1エピソード聴いたら次の話が気になるワクワクする感じ。なんといっても、星野源さんって語りが上手いからテンポ感とか心地いいと思う部分がたくさんある。
星野源のオールナイトニッポンも時々聴くのだけれど、それとはまた別の良さ。オールナイトニッポンは1週間があって、お便りがあって、コーナーがあって盛り沢山で面白いのだけれど、inner visions hourは一つの内容により深く踏み込んでゆくのがいい。思考の深いところを見せるのがいい。
思考停止できるものを見たり聴いたりする方が面白いと思う人も大勢いる。会話でもそう。もちろん、頭悪そうなこと話して面白い時もあるけれど、やっぱり考えた分だけ面白みがでてくる。くだらない話でもなんでも深く思考するっていい。
思えば、考えてたことを話して、それが目の前の聞き手を飛び越えて私にも伝わる言葉になっている。これって結構すごいことじゃないか?
私は人と会話をするのは好きだけど、難しくて苦手でもある。考えていることを相手に伝えるということは、ただ言葉にすればいいわけではない。その人が生きて使ってきた言葉を理解し、自分の中で同じ言葉を探す。価値観や立場で分かりやすいようにまっすぐ伝わるように考える。ラジオみたいに大勢に伝えるような場合は、一般的な言葉に自分の思考を重ねることが必要になってくるだろう。その場その場で使う言葉は違うというのはすごく難しい。語彙力も大切になってくる。
きっと、星野源さんは伝えるという行為をすごく大事にしていて、努力してきたんだと思う。
思考に深さがあって、それを言葉にのせる努力をしてきたから、大勢の人間に届く面白いものを作り出せるのだろうな。
私も人に伝える努力をしなきゃな。
そんなことを考えながら作業をする朝。
(集中できてる?)