0030【静かに止まる】
おはようございます🌄😊💖
今日は令和3年3月2日火曜日、
紀元2681年(西暦2021年)弥生、
旧暦1月19日。
今日の一言は、
「静かに止まる」。
現代人は日々時間に追われ、
タスク過剰になっている気がします。
暇を持て余しているなんていうと、
まるで極悪人を見るかのように、
白い目で見られてしまうかもしれません。
忙しい方が仕事が出来る人みたいで、
予定がぎっしりな方が、
充実しているかのように、
錯覚してしまいます。
ところが私の敬愛する安岡正篤先生は、
「立ち止まれ!」と言います。
政府の要人や経済界からも信望熱く、
超多忙であった安岡正篤先生自身が、
「忙中閑あり」と、
その忙しさの中に「閑」を見つけろと、
仰るのです。
「閑」という字は、
「ひま」という読み方も出来ますが、
閑谷(しずたに)学校、
という名前にもあるように、
「しずか」とも読みます。
その反対に、
「忙」という字は、
忄(こころ)を亡くすと書くように、
忙しいと心ここにあらずです。
その心を取り戻すのが、
「閑」な時間です。
立ち止まるということは、
正しい位置にアジャストすること。
「正」という字は、
「一」に「止」で成り立っています。
ずっと動いていると、
どうしてもブレてきます。
他者や情報に振り回されたり、
翻弄されたりするのを、
一旦リセットするのが、
「一」に「止」ことで、
「正」に戻します。
昔子供の頃のアニメ『一休さん』の、
「一休み一休み」という言葉が、
耳に残っています。
怒りや悲しみの感情に、
心が忙しくなっている時も、
「一休み一休み」と、
冷静になろうと、
子供心に努めた記憶があります。
「慌てない慌てない一休み一休み」
慌てるという字も、
心が荒れると書くのですから、
字を見ているだけでも、
相当荒々しくて落ち着かせたくなりますね。
今日の一言は、
「静かに止まる」
言い換えれば、
六中観の「忙中閑あり」です。
お茶を一服、
スマホもテレビも切って、
静かに座ってお茶を飲む、
一日の始まりもいいものです。
今日も皆様御機嫌よう💖🌄😊
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?