瀬戸内海と建造物を目当てに広島に行ったので旅行記としてまとめてみた④
広島旅行最終日は尾道市を観光しました。朝早く目が覚めたので、海沿いをお写んぽ(=写真を撮りながら散歩)しました。
これまでの広島旅行記はこちらです↓
海岸通り
日の出前の朝5時半、尾道水道は少し霧がかかっていました。ウォーキングする人や釣りをしている人もいて、港町の朝の雰囲気を感じながら撮り歩きました。
ホテルに戻り、朝食を済ませチェックアウトしました。フロントに荷物を預かってもらって、歩いて千光寺山ロープウェイに向かいました。
千光寺公園
千光寺山頂の目的は展望台「PEAK(ピーク)」です。設計したのは青木淳さんと品川雅俊さんの建築設計事務所「AS」で、京都市の京セラ美術館など国内外多くの建築物を手掛けているそうです。
山頂まではロープウェイで行きました。
千光寺山ロープウェイ山頂駅を降りるとすぐに頂上展望台PEAKがありました。2022年春にリニューアルされたのでまだコンクリートがキレイです。
展望台へは階段を螺旋状に昇って行くこともできますし、エレベーターから行くこともできます。
山頂につくるため、景観から突出することを避けた設計にされたそうです。展望台からは尾道水道をはじめ、海岸沿いの街並みを大パノラマで楽しむことができました。もうちょっと晴れていたらなおよし。
続いてすぐ近くの尾道市立美術館に行きました。こちらは設計が安藤忠雄さんと言うこともありますが、「館内に入りたい猫と警備員さんの攻防」でも有名な美術館です。
尾道市立美術館から、文学のこみちを通って千光寺や猫の細道を歩いて降りようと思ったのですが、修学旅行生と外国人観光客がたくさんいたのでロープウェイでそそくさと山を降りました。千光寺は前に一回行ったことがあるし、まぁいいかと思って。
目的もなくぶらぶらと海岸通りを歩いていたら、電動バイクのレンタルショップがありました。店頭のバイクが可愛くて思わずお店に入ると、3時間の短時間レンタルができたので、即レンタルしてスタッフさんに乗り方と、向島と因島のおすすめスポットを教わって、急遽電動バイクの島旅をしました。
向島
尾道市海岸通りのレンタルバイクのお店「ONOMICHILL(オノミチル)」で電動バイクを借りて船で向島に渡りました。
向島はしまなみ海道が通る島で、尾道駅のある本州側と尾道水道を挟んで南対岸にあります。車なら尾道大橋を通って渡るのですが、尾道駅から徒歩や自転車、バイクで渡るなら「駅前渡船」でフェリーを利用するのが安くて時間も短縮できます。
乗船時間は約5分。サッと乗れてサッと降りる、バスより手軽な交通機関がフェリーと言うのが新鮮でした。
このバイクはBluetoothでスマホとつなげて、地図アプリの音声案内をスピーカーで聞きながら運転することができます。教えてもらったおすすめスポットの1軒目「後藤鉱泉所」に行きました。
昭和レトロな店舗で、清涼飲料水の製造と販売をされています。様々な種類の懐かしい飲み物がありましたが、私はオーソドックスなラムネを購入して店内で飲ませていただきました。蓋のビー玉を押して外して、泡がこぼれないように慌てて飲むのも懐かしかったです。
平日と言うこともありお客さんが少なく、お店の人とおしゃべりしてから次の目的地「立花食堂」に向かいました。
立花食堂は因島大橋のすぐ近くのおしゃれなカフェです。窓越しに海を眺めながらランチプレートをいただきました。
ランチを済ませ、因島大橋を渡りました。因島大橋は2層構造になっており、上が自動車道、下が徒歩・自転車・バイクで通行します。
前日に行った多々羅大橋と比べると海が見えなくて少し残念でしたが、車道の下を並走するのもいい経験でした。
因島
因島はしまなみ海道を尾道から渡ると2番目の島です。村上海賊が拠点としたため海賊の島として有名ですが、私としてはアーティスト「ポルノグラフィティ」のイメージです。(GoogleMapには「ポルノグラフィティ岡野昭仁桜」が観光名所として記載されています)
目的地ははっさく大福で有名な「はっさく屋」です。(食べてばっかり笑)
因島大橋の因島側すぐの場所なのですが、道が入り組んでいてかなり分かりにくかったものの何とかたどり着きました。
はっさく大福は広島名物として有名ですが、元々はこちらの「はっさく屋」さんがルーツのようです。八朔が丸々入っていて、みずみずしくてとても美味しかったです。
因島の島内をみて回りたかったのですが、時間とバイクの充電が心配だったので因島アメニティ公園の海岸を少し散歩して向島に戻りました。
因島から橋を渡り向島の尾道駅前行き渡船のりばへは、電動バイクの充電がいつ切れて停まるか冷や冷やしながら何とか辿り着きました。
島の人に「充電させてもらえませんか?」と頼めるほどのコミュ力がないもので。
バイクを返却してホテルに荷物を取りに戻り、尾道駅で列車の時間を待ちました。最後のお楽しみ、観光列車「etSETOra(エトセトラ)」を予約していたからです。
観光列車etSETOra(エトセトラ)
「etSETOra(エトセトラ)」は広島駅と尾道駅を呉線経由で結ぶ観光列車です。14:38尾道駅発17:22広島駅着の列車に乗車しました。普通列車のグリーン席と言う位置づけです。
事前予約開始日にみどりの窓口に買いに行ったのですが、もう海側の指定は埋まっていて、予約できたのは山側の席でした。
車内にはバーカウンターがあり、広島ならではのお酒やおつまみを楽しめました。私はオリジナルカクテルをいただきました。
ほろ酔いで列車に揺られ、瀬戸内の穏やかな海や島々を眺める(しかも日中から)のはとても贅沢な時間でした。
切符は改札機を通すと吸い取られてしまいますが、改札口で駅員さんに見せればそのまま持ち帰ることができます。良い記念になりました。
広島駅でむさしの弁当を買って新幹線で熊本に帰りました。私の広島旅行記はこれで終了です。
4回に分けてじっくり旅の振り返りをしたところ、また旅行したくなってしまいました。自分で書いてて自分で行きたくなると言う(笑)
新しい旅行の計画を立てつつ、noteでは広島の1か月後に行った徳島の旅行記を書きたいと思います。
今年の旅行は今年のうちにまとめたい!