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始めに心がある。
今の日本人は大抵皆こう思っている。
始めに時間空間というものがある。画を描くとき始めに画用紙があるようなものである。その時間や空間の中に自然がある。
今の日本人は大抵、人は皆こんな風な自然の中に住んでいると思っている。
しかし明治までの日本人はこんな風な自然の中に住んでいるとは思っていなかった。ではどう思っていたのかというと仏教が言うような自然の中に住んでいると思っていたのである。仏教はこう行っている。
始めに心がある。その中に自然があるのだ。
すべては自分の心が創りだしている。
これを真理として受け入れるには
ずいぶん勇気の要ることです。
不都合なことがあったとき
それは外から押しつけられたものにするほうが
一見、ラクに思われるからです。
そうした生き方から離れられないうちは
自分の人生でありながら
主人公のいない舞台がそこにあるような
そしてそれが普通であるかのような
生き方になってしまうのかも知れません。
写真:魚住心 Leica filmcamera
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![石川真理子](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171879645/profile_f066ecb92b2f4af38fe95e861517135f.jpg?width=600&crop=1:1,smart)