![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113552206/rectangle_large_type_2_bfe8aeaf23cd561c12552b03566ec478.png?width=1200)
【チャクラ?】 ライデン腺(ライディッヒ細胞)他 ――― エドガー・ケイシーと瞑想、バガヴァッド・ギーターなど
“ 瞑想とは何か。それは黙想でも夢想でもない。それは、あなた方の体が物質、精神、霊で成り立っているように、精神体と肉体を、霊的な本源に合わせることである。“ ※p.111
“ 肉体の一部と、精神体と、魂の体、あるいは超意識とのあいだに、意識的な接触がなければならない。” ※p.112
“……解剖学者も気づかず、想像作用や精神を追求している人々さえ気づかずにいる、肉体の接点がある。
体内に通路があり、管があり、腺があり、生き、動き、思考する存在の中に、誰にもその理由がつかめずにいる、働きの存在することが知られている。
多くの人々において、それは眠っている。その多くは衰えている。なぜだろうか。
使わずにいるからである!活動していないからだ!
食欲、肉欲などの欲望ばかりが、その方向性に能力を乱用し、消費してきたために、より優れた活動のために与えられている能力が、誤用する人間の精神生活の中で廃物同然にされてきたのである。
それで、あなた方は瞑想するのであれば、何より心を清めよ。……” ※p.112
―― エドガー・ケイシーの「リーディング」より
note投降ネタが無くなってきていて、更新も減っているので、ちょっとスピリチュアルのネタ。
この記事の読者にエドガー・ケイシーに興味がある人がいたら、何かの役に立つといいです。
古本屋で瞑想関連で何か無いかなと見ていたら、『瞑想の実践』(エルシー・セクリスト、林陽、中央アート出版)というのがあってついつい購入しました。
↓ ※ 引用・参考文献
これはしばしばこのnoteでも触れているエドガー・ケイシーの関連本です。
私もエドガー・ケイシーやシルバーバーチ、ホワイトイーグルなど西洋スピ系の本を過去に読んだことがあります。
この『瞑想の実践』も過去に読んだことがあります。
ただエドガー・ケイシーに関しては、気になる見解や今でも影響を受けている見解も少しあるのですが、しかし、アトランティスなど超古代文明、聖書やイエス・キリスト、輪廻転生、カルマ、予言などについて、あまりにも荒唐無稽に思えて、結局はバカらしく感じるようになりました。
その時に持っていた関連本も全てブックオフに持っていって処分したと思います。
【内分泌腺論】エドガー・ケイシーのチャクラ論
“……瞑想は、創造力が体内の自然経路に沿って上昇し、肉体的、精神的、霊的活動を司る中枢と源から拡大されるのを妨げるものを一掃することである。正しく行えば、人を精神的にも、身体的にもいっそう強化する。” ※p.135
有名なシルバーバーチについては、そんなに瞑想やチャクラについての言及が無かったように記憶しています。
シルバーバーチの情報は、瞑想については、それほど高く評価していなかったように感じられます。
またチャクラについても、その存在は否定しなかったけれども、霊的な成長という観点では、それについての知識は重要ではないとしていたように記憶しています。
ちなみにシルバーバーチは、アトランティスなど超古代文明については、あえて否定はしなかったけれども、やはりこれについての知識も霊的成長にとって意味がないとしていたように記憶しています。
しかしエドガー・ケイシーの「リーディング」においては、瞑想が霊的な成長にとって高く評価されていて、チャクラや生命エネルギーについての言及があります。
エドガー・ケイシーのチャクラ論は、「内分泌腺がチャクラに対応する」ということのようです。
この内分泌腺をチャクラとする見解については、エドガー・ケイシー以前から、西洋魔術などの西洋スピリチュアル思想ではあったようです。
※引用・参考文献『瞑想の実践』によると、エドガー・ケイシーのリーディング情報の言うチャクラに対応する内分泌腺は、性腺、ライデン腺、副腎、胸腺、甲状腺、松果体、脳下垂体です。
この内で特に重視されていたのが、ライデン腺、松果体、脳下垂体のようです。
“…… 霊力が人間に表現されるひとつの媒体が、体の解剖学的力の一部が常に存在する。
……
理想との密なる関係を内に見ている人は、この霊能力を開発するとよい。
霊能力の経路に誰もがなるべきという意味ではない。それは自滅にも使えるからである。
理解の難しいことがらが多くあり、多くの者は自滅のためにそれに手をつけている。
……
松果体、脳下垂体、ライデンを体内でひとつに束ねているものがある。それはまさしく、「白銀の紐」、肉体的、精神的、霊的いのちの創造的精髄により近い、「黄金の杯」と呼べるものだ。” ※p.197
ライデン腺(ライディッヒ細胞)?
内分泌腺をチャクラとする見解で、もっともよくあるものは第6チャクラ、第3の目を松果体とするものでしょう。
エドガー・ケイシーのリーディング情報でも、述べたように松果体がチャクラとされています。
“ 物質世界には、心霊的、霊的力を表す経路があるに相違ない。人体の解剖学的状況が、人体のある部分を通して、その経路に貢献している。
……
今この情報を提供している、エドガー・ケイシーという特殊な体において、松果体として知られる、紐つきの腺にそって、それが起きている。” ※p.186
「リーディング」では、この松果体との関係で「ライデン腺(ライディッヒ細胞)」に触れられてもいます。
“ ……生殖器内部に、「ライデン腺」と呼ばれる、「閉じた戸」と「開き戸」を内にもつ腺の活動がある。そこを通して脳の基礎、松果体へ直結する活動が起こり、松果体は解放され、脳髄の他の部分に働きかけ、関係し始める。
これらは生殖器から直接くる活動である。個人の霊能力が誤用される場合が多いのはそのためだ。だが、それは腺そのものの活動なのである。” ※p.188
この「ライデン腺(ライディッヒ細胞)」はケイシーのリーディング情報では、非常に重視されているようです。
“……体内には、霊魂が表現し、創造性を出す中心、ライディッヒ中枢がある。……” ※p.155
“……ライデン、すなわち「閉じた腺」はいわば、開く戸口の守護者で、求道者に「開き戸」を見つけさせるために、情欲も奇跡も解き放つ。あるいは、想像力の性質を知覚に表現する道である。” p.187
“ ライデン腺が開いていて、そこからクンダリーニの力が、受胎から形成される胎児に見るのとまったく同じ方法で、脊椎沿いにさまざまな中枢へと動き、それらを開いているのが見える。……” p.199
このライデン腺(ライディッヒ細胞、ライディッヒ中枢)とは、解剖学で言う「ライディッヒ細胞」と同じということなのでしょうか。
“問3 ライディッヒ腺はいわゆるライデンと同じもので、性腺の中に位置している。
答4 その中にもあり、その働きは生殖腺を貫いている。ライディッヒはその働きを指摘した人の名。ライデンはその意味、すなわち「封印」である。” p.194
性腺?ライデン腺?第1チャクラ?第2?
エドガー・ケイシーに関心のある人たちの中には、このライデン腺について混乱も見られるようです。
つまり、「そもそもライデン腺は性腺ではないのか?」「ライデン腺は第1チャクラなのか第2チャクラなのか?」「女性に対応するものは何か?」、、、といったことなどです。
これについてのエドガー・ケイシーに興味ある人向けの私の思うことを述べてみます。
まず、このライデン腺は、第1チャクラではなくて第2チャクラとした方がいいと思います。
あと、あまりガチガチに「チャクラ=内分泌」と固定的に考えずに、少し融通させた方が、つまり、少しくらいテキトーに考えた方がいいと思います。
“ モーターとしての生殖器、「閉じる戸」あるいは「開く戸」としてのライデン……” ※p.189
“ 生命力の拡大は、ライディッヒ中枢に始まり、副腎を貫き、上昇流に乗って、松果体から感情の制御中枢へ至り、神経系を通して反射する。
このような活動を通して、人は、永遠との結合に向かって自分を押し出す。肉体の意識は普遍意識に向かって緩められる。” ※p.156
第1チャクラと第2チャクラについて、現時点で、私が思うところでは、第1チャクラは、性・生殖に関する肉体的な反射・反応にとくに関わり、第2チャクラの方は、性・生殖に関する情動面にとくに関わるものなのではないだろうか?ということです。
この点においては、ケイシーのリーディング情報の言う性腺とは肉体的な反射・反応に関わる「モーター」を意味し、ライデン腺とは、その性腺のモーターとしての駆動力を受けて、さらに生命エネルギーの活動が拡大するということを意味するとした方がいいのではないでしょうか。
さらにライデン腺と松果体との関係がリーディング情報では述べられています。
“松果体、脳下垂体、ライデンを体内でひとつに束ねているものがある。それはまさしく、「白銀の紐」、肉体的、精神的、霊的いのちの創造的精髄により近い、「黄金の杯」と呼べるものだ。” ※p.197
“ ……生殖器内部に、「ライデン腺」と呼ばれる、「閉じた戸」と「開き戸」を内にもつ腺の活動がある。そこを通して脳の基礎、松果体へ直結する活動が起こり、松果体は解放され、……” ※p.188
これについては、クンダリニーといったものを扱うマニアックなヨガやチベット密教の特に「究竟次第」において言われている「生命エネルギーの中央気道への流入」を意味するとした方がよいのではないでしょうか。
関連note:ヨガのスシュムナー(中央気道)とは。クンダリーニ、バルド、空性大楽
以上、エドガー・ケイシーのチャクラ論、ライデン腺(ライディッヒ細胞)についてでした。
以下はちょっと雑談。
「バガヴァッド・ギーターは普遍的真理に最も近い」(by エドガー・ケイシー)!?
シルバーバーチの情報では、「イエス・キリスト」は実在したけれども、救世主などではなくて、優れた霊的指導者の内の一人に過ぎないとされているようです。
もちろんイエスによる贖罪などは、キリスト教会がでっち上げた嘘ということになります。
イエスによる奇跡も、作り話とされたようです。
このような見解はニューソートでもしばしば見られます。
一方でエドガー・ケイシーのリーディング情報では、イエスは「救世主」として評価されているようで、イエスによる贖罪説を認めているようです。(このイエスによる贖罪説については、伝統的なキリスト教の説明・信仰とは違うものではあります。私は詳しくは知りません)
また聖書にある磔刑の後の「復活」も含めてイエスの数々の奇跡も「歴史的事実である」としているようです。
ちなみにですが、ケイシーのリーディング情報では、「ノアの洪水」は歴史的事実であるとのことです、、、、、、┐(´д`)┌
それにも関わらずに、ケイシーが「今の世の中にある思想で、普遍的真理に最も近い教えは何か?」と質問された時に、リーディングは聖書ではなくて「バガヴァッド・ギーター」だと答えたようです。面白い笑
当時、何人かの翻訳者によってバガヴァッド・ギーターが翻訳出版されていたようなのですが、ケイシーのリーディング情報では、「この人によるバガヴァッド・ギーターの翻訳がもっとも良い」とまで指定したようです。面白い。(誰による翻訳かは私は知りません)
霊媒対決? ―― アイリーン・ギャレット、シルバーバーチ
エドガー・ケイシーと同時代に、アイリーン・ギャレット(Eileen Garrett)という霊能者(霊媒)がいました。
エドガー・ケイシーとアイリーン・ギャレットは、お互いにトランス状態になって、お互いのことを透視しあったことがあります。
そしてお互いにその霊的な能力を高く評価しあったようです。
これについて面白い逸話があります。
アイリーン・ギャレットはウヴァニ(Uvani)なる霊的存在とコンタクトをとっていると主張していました。
そのウヴァニ霊がエドガー・ケイシーの透視リーディングのスタイルについて「心身に負担があるので良くない。霊的存在の助力を請うべきである」みたいな助言をしたようです。
ケイシーの信奉者は、「ギャレットのウヴァニから、こんな助言があるんだけど、どう思いますか?」みたいな質問をトランス状態のケイシーにしました。
するとケイシーのリーディングはウヴァニの助言を拒絶したようです。
さらにリーディングは「Does Uvani claim to know better than the Master who made him?(ウヴァニは彼を存在あらしめた方よりも、多くを知ると言うのか?)」と言いました。
ケイシーのリーディング情報によると、ケイシーのリーディング情報は、最も高位の諸力の働きによるものらしいです。
このケイシーに関して、有名なモーリス・バーバネルによる降霊会で、シルバーバーチの信奉者によって「アメリカのエドガー・ケイシーという霊能力者についてはどう思いますか?」みたいな質問がなされたようです。
シルバーバーチのメッセージは「エドガー・ケイシーの信奉者がなんと言おうと、彼も霊媒の一人であって、霊的存在の言葉を伝える道具に過ぎない」みたいなものだったようです。
面白い笑