透明な水と歩く
湧いてきたやりたいことを、やったにする。そのことに集中しだして今日で38日目。
うーん、目が。目が。最近、絵のデータ処理やデザイン仕事が重なり、そしてこの文章をパソコンで書いてるため、目が、目が、肩が、肩が・・・だ。さらに、確定申告というものも、まだ済ませていないのだ、わたし。
あーあ、早く終わってスッキリしたーい、と頭は焦る焦る。やらなければならないことを後回しにしているから。それでいいんだけどね。
知らない街を歩く、走る。路地に迷い込む。すかさず、ちょっと面倒だけどチラシ配りもする。ウェルカムな家と来るものをこばむ家。今の季節は、畑の梅の花が満開で出迎えてくれたり、菜の花がほのぼの咲いていたり、見ていて楽しい。
今日は買い物帰りに、なんだか疲れて、このまま家に帰ってお菓子を食べて寝たい気分になった。あ、でも、これ、いつもの場所、疲れるといつも心地いいいつもの場所だわと気づく。わたしの「お菓子が食べたい」は、たいてい何かをごまかしたい、気持ちが満たされない、モヤモヤしているときだ。そこにはまるのもいいんだけど、今までさんざんはまってきたから、いつもにないことをすることに決めたのだ。それで、買い物の帰り道の安土の町に寄った。
そう、あの織田信長のいらした安土城のあった、安土です。滋賀に引っ越してきたばかりの頃は、いちいちこうして歴史の表舞台になった場所、へぇーと思っていたが、もうなんとなく生活の一部。安土は、いたるところに水路がはりめぐらされている。かつては船でのいききが盛んで、家々からそれぞれ水路に降りれるようになっており、人々はそこで野菜を洗ったり生活に使っていたのだ。きれいな湧き水の流れている水路を見つけ、藻がひらひら水にそよぐのを見ながら歩く。セリのような植物も生えていて、水路の中がほんとうにきれい。透明な水とひたすら歩いていたら、なんだかこちらまで澄んだからだになったようだった。
(38日目/1000)
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