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藤本タツキ先生の新作品『ルックバック』を見て
藤本タツキ先生って?
あの週刊少年ジャンプで有名なチェーンソーマンの作者さんです。
アニメの公式サイトもある模様。
ツイッター経由で知った
絵師さん情報で、ザワついてるのを見てってのがきっかけになります。
読み切り作品を見て
さて、本題に入りますが、まず主人公である藤野の最初の四コマ漫画がとても面白いしセンスがあるなーと爆笑。
『生まれ変わった彼氏が隕石』という四コマ用のとんでも設定で、彼女を求めて地球にやってくるオチ。
チェーンソーマンの作風といい、ブラックジョークが好きなんだろうな―と。
後の背景相方になる京本が学校に行かず、引きこもって漫画を描いているのですが、学校の新聞四コマに投かんし、ソレを見た藤野と周りの反応の凄さ。
藤本先生の画力が凄くて、『えっ? 京本ってこんなに絵上手かったのか?』って驚愕の表情がビンビンに伝わってきます。
そして凄いのは画力だけじゃなく、ストーリー構成や、一枚絵の見せ方に至るまでの動から静へのプロセス。
特に凄いと感じたところは、自分より漫画が上手いと思っていた京本から、藤野が漫画をベタ褒めされて、帰宅中に田んぼを背景とした『雨の中を喜びを噛みしめた表情で軽快なダンスで踊っていくシーン』がたまらなかったです。
帰宅後、藤野がびしょぬれなのに漫画を楽し気に描いていくシーンがその後ありましたが、自分より漫画が上手いと思っていた『漫画に対して純粋な京本』に認められ、それだけ嬉しかったし、藤野がそして、『藤本先生自身が漫画が好きなんだろうな』ってのが伝わってきました。
でないとこのストーリーは絶対に作れないと自分は思ってます。
また京本の純粋さが感じられる、キラキラと輝く目と表情、そして仕草とそれを上手にまとめる線の柔らかいタッチがとても素晴らしいなと感じました。
その後、二人は漫画家としてコンビを組み、二人の努力の結果、中学生なのに無事佳作を取るという快挙を達成します。
その後の展開は悲しいけど、驚くストーリーになっており、ここら辺が『プロとしての見せ方なんだろうな』って驚きましたし、まるで名作の映画を一本見終わった充実感を得ることが出来ました。
この内容については、ネタバレになるので詳しくは書きません。
正直、この作品を見て藤本先生はヒューマンドラマ主体の漫画のジャンルが得意分野ではなかろうかと自分は思ったりしました。
そう感じるくらいこの読み切りは面白かったです。
気になった方は是非この機会に見てみてはどうでしょうか?
余談
ホントに余談になりますが、これを見て学校教育について思うのは、京本や藤野とか分野特化型の人間に対し、対応が冷たいと感じます。
教育がというよりは、日本の世論になるのかなあ。
理解してくれる視野の広い先生も実際いるわけだし。
世間から見ると、漫画やイラストは娯楽としてしかとらえてませんが、実際職業にしている人がいるわけで、まあ義務教育何でしょうが、もう少しこの特化型の人間に対してのリカバリーがなあと……。
逞しい二人はめげずに立派に漫画を描くわけですが、なかなか学生でここまでの実行力及び将来を考えれる人間はいないわけで……。
本題からずれるので、この内容についてはこの辺で。
今回の記事は以上になります
読んで頂いてありがとうございました!
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