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僕らが生きる意味とはなんだろうか?生きる正解とはなんだろうか?

僕らが生きる意味とはなんだろうか?

人間が生きる意味とはなんだろうか?

夢を叶えること、誰かを幸せにすること、誠実に生きること。

もちろん個々人にとってはそういったことが生きる意味になり得るが、いち人間として考えたときにはどうなのだろうか。

もっというと、人類という生物として考えたときにどうなのだろうか。

生物として考えたときには、疑いの余地なくその種を後世に残すことが、その個体が生きる意味となる。

生物種の根源的な欲求が「その種を存続させること」だとすると、そもそも人間が生きる意味とは生きることそれ自体であり、さらにいえば子孫を残すことである。

じゃあ、個々人にとっての生きる意味が子供を産む(性交をし子を作る)ことかというとそれは短絡的過ぎる。

つまり、一人の子を産み育てるよりもより社会にインパクトを出せる(たとえば会社を作るだったり、政治家になるといったこと)選択肢があり得るためである。

そちらの方が、人類種全体として考えると存続の可能性が上がる可能性がある。

だから、僕は少子化対策だからといって、全人類に子供を作ることを強いるような風潮は間違いだと思っている。

子供を作ろうと思わない人には、その人なりの人類種全体から見たときの役割というものがあると思うのだ。

また、そういう意味で言うと、どういった傾向の人間が生き残りやすいという答えは未来にならないと出ないため、どう生きるのが正解かという答えは "今" に関していえば、無い。

突然変異種が生き残るように、人間も無茶苦茶なやつが生き残る可能性もある。

例えば、仕事が全くできない引きこもりニートで、一日中ゲームに齧り付いている奴らが生き残る世界線だってあり得る。

真面目に働こうとせず、キリギリス的に年中遊び呆けている輩が生き残るパラレルワールドもあるかもしれない。

というか、もはやこれは肌感的に私たちが感じていることだと思うが、昭和と平成、それから令和では活躍する人材が全く違っている。

それと同じようなことが、人類の生存にも言えるわけである。

もしかしたら、鳥人間コンテストに人生を賭けている人たちが空を自由に飛べるようになり、世界の8割が海に沈んでしまった世界で生き残っていくかもしれない。

僕たちが鳥人間コンテスト見るとき。

それから、「ゴッドタレント」を見るとき。

きっと、心のどこかに「くだらない」という気持ちがある。

でも、今の世の中から全く想像もつかない方向に世界が舵を切ったとき、そういった人々が人類の救世主になる可能性が0ではない。

人類の救世主になる可能性が0ではない人々が、世の中に無数にいるというのがこの世界の真実なのである。

とすると、人類種としてはあらゆる方向性を持った人間をとにかく多くの種類に持つことが大事になる。

それを個々人のレベルで考えると、それぞれがそれぞれの思うように本心で生きる(本心で生きると、全く同じ生き方をする人は二人としていないはずである)ことが、人類としての最適解になり得るのではないだろうか。

軍隊のように右に倣えで統率された集団は、きっと巧妙なスパイが現れて軍曹になりすましたら、その軍ごとまとめて滅んでしまうだろう。

それと同じことが日本の学校教育では起きていないか。

良い高校に行くため、良い大学に行くため、良い会社に入るために、すべての子どもたちは同じような教育を受けて、同じような試験を課されて、同じような進路に就く。

それは人類という生物としての多様性を失い、絶滅の確率を高めていることだと言えないだろうか?

そこで僕は、一人ひとりが自身の願いに沿って、本心に従って人生を選択することを推奨したい。

人は誰一人として同じ境遇を生きてきた人はいない。

同じ親からも生まれていないし、同じ地域に生まれていないし、同じ人たちと付き合ってきていない。

同じ映画を見てもいないし、すべての人がワンピースを読んでいるわけではないし、肉を食わずに育った人もいるかもしれない。

つまり、そういった全く異なる経験と環境によって形作られた我々は、誰一人として同じ願いを持つはずがないのだ。

同じような願い、だったとしてもどこか細部で違っている。

だから、自分の願いに素直になりそのように生きれば、それは自分自身の幸せのみならず、すなわち人類の存続にも寄与するというわけだ。

ということで、今日も僕はこの理論を盾に、好き勝手に生きている。

きっとある人が見たら変な生き方だけど、人類の存続に寄与しているんだから、それで良いじゃないかと。

それ以上に大事なことがあるのだろうか、と。

半分冗談だが、半分本気だ。

少なくともこのように思い込むことで、自分の本心に素直になったり、今まで躊躇っていたことに一歩踏み出せるようになるなら、それは素敵なことではないだろうか。

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今野直倫
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