『塩』はかつて治療に使われてきた。糖と並ぶ最強の抗ストレス物質
こんにちは。
今回は糖と並んで抗ストレス物質と言われている塩について
お伝えしていきます。
皆さま、塩分を意識して摂取されていますか?
塩は人体が必要としているミネラル成分の塊です。
マグネシウム・カリウム、カルシウム、ナトリウム、塩素、セレン、銅、亜鉛
コバルト、鉄、ヨウ素など様々なミネラルで構成され
身体の生命維持や代謝などを維持したりする重要な役割を持っています。
しかし最近、世の中の動向を見ていると「減塩」という言葉が流行っており
自分の周りを見てみても「塩分を積極的に摂ろう。」というような方は
ほぼおられません。
また高血圧や何かしらの慢性疾患を指摘された方ほど
「減塩」を意識するようになる傾向があります。
さて、実際のところ塩というのは我々の身体にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
実際に、高血圧の方で経過を追って減塩の効果を調べた研究がありますが
これまでに一度も減塩が高血圧を改善させるのに有効であったと
結論づけられているデータは出ていません。
一方で塩を積極的に摂取することで様々な病気が改善することは
人間や動物で実証済みです。
医療における塩(海水)の歴史
これまでにどのような実験がされてきたのか紹介します。
「人間の血管に海水を注射する」
水や空気、他の必須ミネラルなど血管に注射することで死に至る物質は五万とあります。
しかし、海水では死にません。
フランスの生物学者であるルネ・カントンは
「全ての病気はミネラルバランスの乱れが原因で起きている」と
仮説を立て、このように海水を注射するという実験を試みました。
人が持っている元素のトップ10は海水の成分トップ10と
ほぼ同じであることがわかっています。
また胎児が成長するのに欠かせない羊水も海水とほぼ同じ成分であることが
わかっています。
余命がわずかと宣告された方に対し海水療法を行うことで
すっかり元気になったという報告も多数されています。
「海水は治療効果がある」と当時のフランスでは多くの人に支持されていました。
しかし、この治療法をよく思わない人たちにより
カントンの死後、カントンの存在と治療法がなかったことにされてしまいました。
現在では海洋療法(タラソテラピー)という言葉は
高濃度の海水プールにつかることを表すことに置き換わっています。
海水は皮膚や髪などに外用として有効であることが科学的に実証されています。
しかし、血管内に注射することについてはおそらく今後も広まることはありません。
なぜなら製薬会社、病院が困るからです。
お金をかけなくても身体がよくなるからです。
どのような事柄も過去の研究や利権などを絡めてみていくと
真実が見えてきますね。
個人的には、先人達が経験則で導き出してきた知恵は
現在の操作された研究より、よほど価値があると感じています。
塩選びについて
塩の種類を紹介していきます。
塩は大きく分けて2種類あります。
自然塩と精製塩です。
自然塩は天日干しで作ったものや釜で炊いた塩です。
自然塩の中でも海塩と岩塩があります。
精製塩はほぼ塩化ナトリウムであり、他のミネラルは含まれていません。
何が一番オススメかと言いますと自然塩で天日干しの海塩です。
岩塩の場合は土地により成分が大きく異なり、ものによっては
身体に合わない場合もあるのでオススメできません。
海塩も微妙な差はありますが成分はほぼ同じです。
海水の汚染は気にした方がいいです。
そして精製塩だけはオススメできません。
なぜならミネラルがほぼナトリウムのみだからです。
これでは体内のミネラルバランスが崩れてしまいます。
摂取量の目安としては1日30g程度です。
ストレス過多な現代社会ではこれくらいの塩を摂取しないと
健全な状態を保つことは難しいです。
糖質制限や減塩のブームにのっからずに
積極的な糖摂取、塩摂取を心がけましょう☆
特に慢性的な肩こり・腰痛などがある方にはオススメですよ。
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