文は武に勝る
こんにちは、紺野うみです。
正式に「言葉を紡ぐお仕事」に転身して、もうすぐ一年が経とうとしています!
最近、本当にありがたいことに、新しい場所にもご縁やお仕事が広がってきています。
そうすると、当然私の書いた文章が、今までは目に触れることの無かった方々にまで、さまざまな形で届いていくことになります。
それを考えた時、私はよりいっそう自分の「書くことに込める想い」はもちろん、「その文章がもたらす影響力」というものを、しっかりと意識していかなくてはと思うのです。
そこで、いつも結構気にしていることは、自分の文章を読んで「嫌な気持ちになる人」や「傷つく人」ができる限り出ないように、というところ。
「誰にでも受け入れられる文章」を書くのはなかなか難しいものですが、誰から見ても「嫌な気持ちにならないような文章」を書くのは、書き手の心と想像力次第かなと。
「ビビりだなぁ、なんでそんなに気にするの?」「自由に好きなように書けばいいじゃん」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)
確かに、ビビりかも。
……だって、自分が生業にしている分野で、人の心を傷つけたりしたくないじゃないですか。
自分が他の人と比べて、なにか少しでも得意なことや好きなこと、夢中なことがあるのだとしたら、それはぜひ「人」や「世の中」のためにも使っていきたいし、そうあるべきだと考えています。
皆が自分の「ちょっと得意」や「かなり好き」を見つけて、社会のためにそれを活かせれば、たぶんもっともっと明るくて元気な世界になると思うんですけどね。
……話を戻しましょう。
「気をつけないと、自分の書いたもので人のことを傷つけてしまう場合があるかもしれないぞ」と危惧しているのには、「言葉」や「文章」が人の心にもたらす力に、ひとえに計り知れないものがあると感じているからなんです。
「文は武に勝る」
皆さんは、……この言葉を知っていますか?
これは元々「ペンは剣よりも強し」という言葉から来ていて、「いかなる武力を持った抵抗勢力であっても、統治者の令状(逮捕状など)一枚でつぶしてしまえるだけの権力の方が強いんだぞ!」という意味だったそうです(笑)
しかし、今はこれが一般的には「言論の力は、武力よりも大きい力を持っている」という意味として使われています。
つまり、言葉や文章の力は、武力よりも強い! ということですね。
なぜなら、武力では人の心(精神・想い)までは変えられませんが、言葉の力は、人の心を動かせるからです。
ということはつまり、言葉や文章で人を傷つけたり怒らせたりすることも、実はとても簡単だ……ということでもありますよね。
しかも、意図する、しないにかかわらず。
ですから、少なくともそれで人からお金をいただきながら、人のために書いていくようになったら……。
プロとしては、「自分の紡いだ言葉の力の方向性」をどうしても気にしておくべきだなと思います。
そうでありたい、という願望でもありますね(笑)
それでも、日々伝えたいことや伝えるべきだなと思うことは、たくさんあります。
物書きたるもの、人の心をハッとさせるくらいの力は、文章に込めなくてはいけません。
ですからそのためにも、「表現する力」は、これからもどんどん磨いていきたいです。
言葉の力は、無限ですからね!
私はこれに関して、とにかく終わりのない学びが続くだろうな……と思っています。
これからも頑張ります!
応援よろしくお願いいたします。