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作曲研究所〜ドミナント7thから曲を始めると「朝」っぽい雰囲気になる⁈〜

モトリー・クルーのヒット曲「don't go away mad」をご存知ですか?そのミュージックビデオは早朝の街中、肉屋のおじさん、野良犬、朝帰りと思しき不機嫌な美女が歩いているシーンから始まります。

で今日の話題は、実はこの曲の事では無く、あくまでも映像…この朝の映像。朝とか早朝の雰囲気を音でどう表現するか?なのです。

そこで僕が導き出した一つの答えは…。

いきなりドミナント7thコードから始める事です。

コードは大きく分けてメジャー、マイナー、ドミナントの3種類ですが、先ずマイナーだと文字通り暗いので、あんまり朝っぽさは出ません。朝っぱらから暗く陰鬱になりこれから新しい何かが始めるという雰囲気とは違います。

メジャーだと明るくストレートですが、継続中の明るさと言うか、これから一日が始まるという緊張感には欠けます。故にメジャーは真っ昼間なんですね。

そこでドミナント7thです。このコードは響きとしてはメジャーなので、希望は表現出来ます。更にマイナー7度が加わる事により増4度の響きになり、適度の緊張感も生まれます。正に一日の始まりの朝。希望と緊張を伴う朝を表現するのにぴったりなコードかなと思います。

ドミナント7thから始まるというのはスリーコードのブルーズを除けば意外と少ないと思います。

この曲はドミナント7thから始まってます。いかがでしょうか?

という事で今日のお話はおしまい。
何方かの参考になれば幸いです。


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城南画報
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