現場にギター2本持って行くべきか?
僕コロナ禍になる前は、そんなに本数は多くは無かったですが"出張演奏"という仕事をしていました。
ホテルのラウンジ
駅ビル等の商業施設
百貨店の催し物会場や屋上
カフェやレストラン
庭園
etc…。
よく通っていたのは、代官山、箱根、銀座、新横浜等です。
この手のお仕事の現場には、機材がない場合が殆どです。通常のライブハウス出演時の様に自分達以外にミュージシャンがいる訳でもありません。
そうなると自分の持込み機材がとても重要になってきます。まぁ機材と言っても色々ありますが、今回はギター本体についてお話したいと思います。
"出張演奏"はコンサートではないので、お客様が演奏者に注目しているという事は滅多にありませんが、音はDJの如く常に鳴らしていなければなりません。曲と曲の繋ぎもなるべく短めにして「無音」の時間を極力無くします。
そういった環境下での演奏なので、常に念には念を入れます。もし弦が切れたら張り替える時間はないので、予備の弦ではダメです。弦なんて本番中に滅多に切れる事はありませんし、増してやギター自体が故障する事もまずあり得ません。しかしそれでも万一に備えてサブギターも持って行きます。
当時はエレガットを使っていたので、メインはチェット・アトキンスCE。でサブにはYAMAHAのサイレントギター。
チェット・アトキンスCEはご存知の方もいると思いますが、とても重いギターです。測った事ないけど4キロ以上あるかもしれないです。とにかく重い。そんなチェット・アトキンスCEの他に更にフルサイズのエレガットなんてとてもじゃないけど無理です。重さもそうですが、嵩張りすぎるので、車にも積めなくなります。他にもアンプとかマイクスタンドとか衣装ケースとか色々ありますから。
そんな感じなのでYAMAHAのサイレントエレガットは便利です。ボディの上側の枠は取り外し可能で、そうするとテニスラケットのケースよりちょい大きいかなぁ?くらいの大きさになります。更にとても軽いし。
確かに弾きやすいとは言えませんし、音が良いとも言えません。しかしサブですから万一の時しか出番は無い訳です。
と言っても何度か腰痛等体調が優れない時に搬入がしんどくて、サイレントで演奏した事も何度かあります。楽なんですよね、アレ。チューナーも内蔵されててそれだけでもとても便利。
でも今はギブソンL-5cesがメイン機です。サブはフェンダーカスタムショップのノーキャスターというテレキャスター。そうソリッドボディです。流石にフルアコ2本は持って行けませんよぉ。
そんな僕の英語のラテンジャズ的アルバム。