ギターの醍醐味はバッキングにあり!
なんてタイトルですけど、ソロにももちろん醍醐味はあります。だけどソロって常にスポットライトがあたっているので、今回は見逃されがちなバッキング…伴奏に焦点をあててみたいと思います。
ギターの教則本ってジャズ系でもブルース系でもロック系でもどうしてもソロに関しての記述に多くのページを割く傾向にあります。
やはりギターにとってソロって見せ場なので、それを弾きたいという需要に応える為には仕方ないのだとは思います。
だけど、伴奏がなければソロはひきたちません。それに伴奏こそが、その曲の持つ雰囲気を支えているのです。
そして大前提として…
ソロより伴奏の方が簡単だ!
なんて事はありません。
と言うかどんな演奏であれ、簡単なフレーズなんて存在しないと思っていた方が良いです。
例え6弦開放をダウンピッキングで8分で刻むだけでも、そこには音量の均一さ、リズムのキープ、或いはグルーブの表現等様々な要素があります。僕は10年以上ギター教室の講師をさせて頂いておりますが、ちゃんと刻めてる人はあまり見たことありません。
伴奏には、そのジャンルによってある程度の定型があります。例えばファンクに於けるminor7thの16分のカッティングとか、チャック・ベリーの8ビートのR&Rとか。この辺りはご存知の方も多いと思います。
しかし、誰でも未知の領域がある筈です。例えばロカビリーやカントリー等に頻出するギャロッピングですとか、循環コードを代理コードや裏コードを用いてどんどん変化させたりですとか、3拍子や5拍子等とか。
バッキングや伴奏って無茶苦茶奥深いです。
決してソロより劣るものではありません。
極論、ソロしか弾けない人よりバッキングしか弾けない人の方が需要ありますしね。多分。
そんな訳でバッキングも結構面白いですよ。
〜本日のお勧め〜
いいなと思ったら応援しよう!
私の創作活動の対価としてサポート頂けましたら、今後の活動資金とさせていただきます。皆様よろしくお願い申し上げます。