バズじゃなくて、バグなオフィス移転。
こんにちは!佐藤です。
去年行ったコンニチハトーキョーのオフィス移転に関して、皆さんの参考になるように詳細をお話ししようと思います。
オフィス移転・店舗出店って頻度少ないし、初めてのお客様も多いと思います。不安だし、お金の心配も。。。
そんな方に向けて少しでも不安解消するためのコンニチハトーキョー"てきな"オフィス移転方法を今回はお伝えできればと思います!
バズじゃなくて、バクなオフィス移転!
SNSにはコスパ・節税・損しないなど、失敗しない方法がたくさん出ていると思います。あとは、バズりそうな映えるお部屋も多いですよね!
でも、折角の自分の、自社の、オフィス移転・お引越し・店舗出店であれば、余計なことは考えずにやりたいようにやればいいじゃないか!なんなら失敗してもいいじゃないか、バグったことをした方が楽しいじゃないか!
革新的なことをやりたい、業界を変えたい、より良くしたい、より良いサービスを提供したい、自分の成長させたい、変わりたい、と思って事業を行っている、生きているなら、環境が変わるこのタイミングでバグってみることをオススメします。
新しいこと、面白いこと、かっこいいことはバグっていることから生まれているとも考えています。
なので今回はバグれるオフィス移転の方法をお伝えします!
【探してた移転の要件】
まずは同じような条件や境遇の方のために移転の経緯・次のオフィスに期待すること(テーマ)、そもそもの物件探しの条件を以下に記載します。
<移転経緯>
創業時に借りていたオフィスが建壊しで退去する必要があった。
20㎡程のワンルームに3名。(移転時には6名)と手狭になっていた。
シェアオフィス→初めての自社オフィス→今回の移転という2回目の移転でした。
<次のオフィスに期待すること(テーマ)>
『次のチャレンジへの土台』
事業計画・採用計画を加味してどんな状態に次の移転時(2年後)になっていたいか、困った・迷った時の判断軸は次のチャレンジのための投資か?次のチャレンジに繋がるのか?を考えることにしました。
このテーマが後々、困ったときの判断軸になって助かりました。
テーマ決めるのおすすめです。
<物件探しの条件>
広さ:50㎡以上
エリア:渋谷などアクセス良いところ、東横線や池尻も内見多いの可。
賃料:移転前のオフィスが11万だったため、増やしても倍の20万かな。
〜〜〜〜〜〜
と探しはじめて、そんなこんなで決まったのが今のオフィスです。
ではここから、
【バグなオフィス移転のバク部分の説明】
実際にどうやって決めたのかのお話です。
バグ①|定期借家でも借りちゃう
定期借家って期間が決まってて、その期間が来たら退去しないといけない敬遠しがちな契約内容です。もちろん再契約できることが前提の物件も多くあるのですが、契約した物件は再契約は不可。
そもそも物件を気に入っていたというのはあるのですが、定期借家って逆に考えると、期間が決まっている分その日までにどうなっていたいか。を決めやすいので、2年半しか契約できない物件ですが、2年半後には絶対にもっと大きく、人も増えるので退去する必要がある。退去しないといけない!と考えると建壊しは原状回復も免除される部分も多いので、どうせ移転する必要があるなら、逆にお得だ!と考えGOしました。次のチャレンジの土台というところもクリアです。
バグ②|賃料は想定の倍払う
創業時のオフィスが11万だったので、増えても20万かなーと思っていたのですが、素敵な物件と巡りあってしまったので倍ほどの賃料でもGOしました。
2つ隣り合う物件が空いて、初めは1部屋だけが予算的にも良かったのですが、思い切って2つ一括で申し込みしました。
オフィス賃料の設定って難しいのですが目安としては、
移転時の踏ん張り時期:月売上の10%
安定期:月売上の5%
が健全だとは思っています。
業種や利益構造によって変動するのであくまで目安です。
これでいうと全然届いてないのですが目指せその売上目標!!
ってことでこれもGOしました!
バグ③|未公開物件はいらない、お客様と同じ土台で探す
不動産業界にいるので、特別な物件や未公開物件を探せる、紹介を受けることができる。と思われることも多いのですが、僕はそもそも未公開物件というのが嫌いです。未公開物件って誰かにとっては良いことでも、誰かにとっては非公開物件になる。自分がされると嫌だし、建物を借りる方次第で街の雰囲気や活気が変わってくると思っているのでより多くの方に物件情報を届けたいし、未公開にすることで物件が決まるスピードが遅くなってオーナー様が損をする可能性があることを考えると事業用の物件未公開はあまり良くないのではと思っています。もちろん選ぶために募集を絞るのはありかもしれませんし、未公開を仕入れるのも実力だと思います。
創業時もですが今回も公開されている物件から選びましたし、契約した物件も実はコンニチハのinstaに僕たちが申込む前に投稿しています。公平性を保つために、まさにバグな行動をしました。そのくらい物件情報の公開は大切だなと思っています。
バグ④|仲介手数料はしっかり払う
これも③に通じますが、不動産業者だから安く契約できると思われてますが、みなさんと同じく間に不動産業者様に入っていただいて契約しました。
もちろん仲介手数料は1ヶ月分+税を支払っています。
SNSでは仲介手数料は悪、払うのは損をすること、取るのは悪徳業者。と流れてきますが、不動産業者的には仲介手数料を支払って、しっかり対応してもらった方が、より良い条件で契約できたり、契約後もフォローがしっかりしていることは結構当たり前なことです。そもそも仲介手数料に関しては必ず1ヶ月分いただく、1ヶ月分以上の価値をお客様に感じていただく。をモットーにしているので自分たちが値切ることは絶対にしないと決めていました。あとこれは起業して思ったことですが、無料より怖いものはないです。
仲介していただいた元付け様のadaxia合同会社様|https://shirokane-realestate.com/
管理会社様も素敵な方で入居してからも快適です。
バグ⑤|定期借家だけど内装にはお金をかける
移転してからは2年程しか入居できない状況でしたが、思い切って内装工事を行いました。ただでさせ定期借家は損するイメージありますが、そこに内装費用もぶっ込んでみました。これは結構迷いましたが、"次のチャレンジへの土台"がテーマではあったので、次のチャレンジの仲間集め、仲間が集まる場所がダサかったり、中途半端だと仲間は集まらないと思いました。それにお客様やオーナー様をもてなしたいとも考えいたのでしっかりと会議室も作り込みたいなとも思っていたました。
施工はコンニチハのお客様の内装も多く行っていただいている、イナセ工務店様にお願いしました。こちらの意向を汲み取って、素敵な提案をしていただきました。
バグ⑥|内装はハプニングも楽しむ
内装を考えている時が一番辛かったかも。
メンバーも増えていっている時期だったので、こっちの意向を尊重すると、あっちから不満出るかな?あのメンバーはこういうの嫌いかな?このテイストはみんな納得するかな?これってオシャレなの?これって正解なの?と思ってしまうことも多かったです。逆に自分を見つめ直すきっかけになりました!笑
一番印象的だったのが壊せると思っていた壁が壊せなかったこと。
元々はユニットバスが設置されていて、壊せる壁と思っていたら実は昔はガチのお風呂だったらしく、壊せない壁とピンクのタイルも出てきました。
想定より狭くなってしまうのと、この空間どうする?この壊れているような壁どうする?ピンクのタイルどうする?
が出てきて、工事のスケジュール的にも明日までにどうするか決めないといけない、、、ううう、、
で少し弱気で安全パイな白壁に全てしてとりあえず物置スペースにでもするか。と思っていたのですが、
いや、待てよ。チャレンジの土台だろ?自分のオフィスだろ?
ってことをここで思い出して、もっとバグらないと、この剥き出しの泥臭い感じがまだまだ自分たち派には必要だ!たまたま出てきたこのピンクのタイルを活かす、古くからあるものを大切にする精神も出そう。
ってことで全て残しで少し綺麗にするくらいで仕上げてもらいました。
それが今では結構お気に入りのスペースに。
ここからは自分の判断軸もしっかりしてきて、会議室を作るときも、
床は絨毯。
壁はピンク。
ブラインドではなくてカーテン設置。
であまり他で見ない内装へチャンジして進みました。
今のトレンドのお部屋ってカーテンからブラインドへ変えると垢抜け。
フローリングからタイルに敷き変えると雰囲気変えれる。
ってイメージあると思うのですが、あえて、ブラインドからカーテンに、無機質な床に絨毯を敷く。というバクリ内装でGOしました。天邪鬼な性格でもあります、、
内装は極論自己満の世界になってしまうのですが、とても気に入っています。
と、こんな感じのバクなオフィス移転でした。
【まとめ】
もっとお金かけてる方や賃料が高いところを借りている方もいると思いますし、もちろんお金だけが全てではないと思います。でもお金や判断基準は物件借りるときの悩みになると思うので少しでも参考なればいいなと今回思い切って書いてみました。
儲かっているから、勢いあるからそんなことができるんだ!
という意見もあるかもしれませんが、コンニチハは1人のときから、みなさんにinstaで発見してもらえる前からずっとこの感じで運営しています。
変だと思われること、無駄だと思われることをずっとして今があります。
なのでこれからもこのスタンスを変えることなく進みたいと思います。
もちろんリスクもたくさんあるので、何かあるととっても困る状況になるのですが、それもまたコンニチハ"てきな"経営だなと信じてやってます。
結局、自分が選択した方を正解にするしかないので、失敗を恐れずやり続けるのみです。
もちろん今回の移転は僕1人で行ったのではなく、物件を迷っているときに、クツナがイメージ写真を見つけくれたり、2部屋借りるか迷っている時は、内見できていなかったもう1部屋のテナントに電話をかけて、見せてくれないか山岸が交渉してくれたりとみんなの協力があってこそ、バクな意識決定ができたとも思っています。
それくらいコンニチハメンバーは誰かの背中を押す、ときにはさするくらい、寄り添って仕事を行ってます。
無理をし過ぎるのは良くないですが、誰かの背中を押せる記事になれればと思ってます。
物件探しのお問合せお待ちしています。