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「効率主義」には2種類あった

MBTI考察です。一見同じような振舞いに見えても、動機や目的が全く違うモノがある、という主旨の記事です。
今回は軽めの内容なので(?)
全編通して ですます調(敬体)の文体にチャレンジしてみます。

効率主義とは

性格を表す特徴にしばし上げられる能力の1つですね。
目標達成に向けて、合理的で的確な判断を使い、無駄な事を避けて素早く実行する、のような特徴です。
長所としては、手際が良い・社会人として有能・頼りになる。
短所としては、効率が悪い人に対して厳しく、批判しがち。
といった感じになります。

典型的な効率主義者

この特徴を生み出すのは何といっても心理機能のTe(外向的思考)です。
Teユーザーは概ね効率主義と言われ、中でもTeが主機能に当たるESTJENTJにとって顕著に語られます。この2タイプは社会的な成功に意欲的で、それに向けてTeの持つ合理性と達成意識を存分に振るいます。
また、Teが補助機能に当たるISTJINTJがそれに次ぐ形で、合わせてこの4タイプが効率主義者と説明される事が多いようです。
「成果を求めてどんどん進み、ライバルに差を付けて競争に勝つ」
(早く辿り着きたい!)というのがTe由来の効率主義と言えます。

もう一つの効率主義

ところで、Teユーザー以外で効率主義と言われる事があるタイプが2つ存在します。ISTPINTPがそうです。
この2タイプは奇しくも主機能Ti(内向的思考)になりますが、Tiは取り立てて効率を追うような機能とは言えません。
心理機能ではなく、どうもI型+T型+P型という組み合わせによる、結果的な現象のようです。要約すると、省エネでロジカルでマイペースになります。
この場合、IP由来のマイペースは、一般的なのんびり・ゆっくりではなく、遅いのに合わせずさっさと終わらせたいという形で発現しています。
この2タイプに関しては、Teユーザーの場合よりも個人差が大きく、特にINTPなどは効率とは無縁のような印象の人も少なくありません。
効率主義と言われるのは、仕事と特性がマッチして有能な人物と称されている場合になりそうです。そして、その実態はTe由来とはある意味真逆で
「課題を最小限の労力で片付けて、余力で好きな事をしたい」
(なるべく動きたくない!)というモチベーションの現れになります。
省エネ的な効率重視という意味では、ISTPが口数少なく、INTPが体を動かしたがらないのは納得感はありますね。
これでも手際よくタスクはこなすし、仕事を長引かせる要素に対して批判的なのも同様なので、性格の特徴としては効率主義とみなされている訳です。

Te由来の強欲な効率主義に対してITP型のは怠惰な効率主義と表現するのはどうでしょうか?この言い方だとあと5種類くらい在りそうな気がするからやっぱり止めた方が…

性格の表記の難しさ

強欲と怠惰の違いは、実際に目の当たりにすれば大体判りますが、各タイプの特性を学んでいる段階などでは、文字媒体に同じような言い回しで紹介されていたりして頭で整理しにくいという厄介さがあると思います。
性格というものは、言葉での表現に限界があり、理解を深めるためには様々な角度から比較して見るというアプローチを取るしか有りません。まぁその工程が楽しくて学んでる訳なのですが!

今回は効率主義について取り上げましたが、他の特徴についても同様です。例えば「人に優しく接する」と言う行動も、動機と目的が全く異なるものが混在して語られがちでしょう。これについては非常に参考になる記事があります。


趣旨はタイプ毎の違い比較で、順位形式なのも定量を測る目安の1つのようです。私個人の所感とも近く、全タイプ網羅で心理機能からの論拠も含め、動機と目的の違いを見るのに十分な、圧巻の情報量!こういうやつです!

まとめ

細かく見るとESTJとENTJも目的は違うぞ?となってしまうのですが、今回は解りやすさを重視してザックリ分けました。まだまだ他にも比較できるものは有りそうです。と言うか際限なく記事を書けるジャンルになるのでは……まぁ私はもう書かないけど… あとやっぱりだである調(常体)が好き!

そんなこんなで今日も静けさを堪能できたのでそろそろ寝ます。
それでは、おやすみなさい。


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