ノクターナル

雑記系。 人文学・心理学・社会学・あとゲーム

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最近の記事

夕焼けのカスタネット

思い出話です。 小学校一年生の時だった。 ナオチャン(仮)という同級生が居た。 私と同じくらい変わり者で、同じくらいのノロマさで 気の合う友達であり、ライバルのようでもあった。 その日は音楽の授業があり 一年生が習う楽器がカスタネットだった。 先生はみんなに楽器を配るとこう言った。 「ゴムの輪っかを左手の中指にはめて手のひらに乗せましょう 青い板と赤い板がありますね?青い方を上向きに置いてね 青いお空が上、赤い地面が下ですよ!」 説明をしながらみんなをチェックして回る先生

    • MBTIは生きづらさという雨の中で広げる1本の傘だ。 ずっと晴れている人には必要ない。

      • 心理機能は類型を論じるのには使えない

        MBTIにおいて、心理機能(タイプ・ダイナミクス)の理解こそが各タイプの把握に役立つというのはちょっとした誤解ではないか?と、考えるようになったのでまとめてみました。 タイプ・ダイナミクスについての違和感 通常のアルファベットで表される特徴(4軸)の解説では各タイプの特徴として理解しやすい事が、心理機能を絡めた説明をされるといまいちピンと来ないという場合がある。違和感の要因は大きく3つあると見ている。 ①心理機能は心の動きを8種類に分けて捉えているのに、各タイプ毎に1番目

        • 君は『暴れ撃ちネッタ』を知っているか

          当然、ご存じないでしょう。 『暴れ撃ちネッタ』とは筆者がプレイしている ゲーム【モンスターハンター】シリーズでのマイキャラ 『Vienetta』および『ネッタ』が勝手に名乗っているという 設定の二つ名です。 今回はキャラクター紹介に乗じてゲームのあり方やプレイスタイルについて考えていることを述べる記事です。モンハンを知らない・興味が無いという方には意味が解らない内容なので見ていただくのは時間の無駄です。 もしよければ、他の記事を読んでみてください。 それでは、おやすみなさ

          紀元前612年、アッシリア帝国滅亡 無為に滅んだアッシリア! 無為に滅んだアッシリア!

          紀元前612年、アッシリア帝国滅亡 無為に滅んだアッシリア! 無為に滅んだアッシリア!

          【追憶のビエネッタ・鬼哭の章】

          ひとりのモンハンプレイヤーの回顧録、第二弾。 Twitterからモーメント機能が無くなってしまった事によるサルベージです。 サンブレイク発売目前の今 再び回顧録をまとめておこうかと思う 今まで断片的にしか語ることが無かった 私の財産でもある傷跡の物語だ ~追憶のビエネッタ~【鬼哭の章】 私が如何にしてガンナーになったか それは以前に話した通りだ ここでは私と その相棒であるボウガンについての歴史を語ろう 古い記憶で話は半分だが どこからがフィクションなのかは聴き手のあなた

          【追憶のビエネッタ・鬼哭の章】

          【追憶のビエネッタ】

          ひとりのモンハンプレイヤーの回顧録、第一弾。 Twitterからモーメント機能が無くなってしまった事によるサルベージです。 「オオカミの狩猟目録」内の掲示板より転載。 砂塵の街ロックラックを愛する全てのハンターに送る、 ひとりのMH3プレイヤーの回顧録。 撃って 転がって リロードして 私のスタイルは変わらない 砂塵の前衛ガンナー 『暴れ撃ちネッタ』 しかし私は初めからそうでは無かった 私は田舎者だった MHの旧作は 無印 G P2 を遊んだ しかしいずれも『

          【追憶のビエネッタ】

          一冊の本を熱心に読んでも、書いた人より賢くはなれない。

          一冊の本を熱心に読んでも、書いた人より賢くはなれない。

          人生ハードモード選手権

          エンタメです。不幸自慢や恨み言ではありません。 世の中には生きづらさを訴える声があふれている。 その1つ1つを取り上げてみると、わかりみが深いものも有れば、 当事者でなければ中々想像しにくいといったものもある。 様々な生きづらさを考えてみる試みとして、筆者の身の上を振り返りたい。 初めに断っておくが、筆者はとても恵まれた境遇であったとも言える。 一応は五体満足に生まれ、円満な家庭で愛情を受けて真っすぐ育ち、大きな病気や事故が無いまま成人を迎えた。現在、仕事や家庭など人並み

          人生ハードモード選手権

          「逆張り」とは何なのか?

          本来の意味である投資の手法ではなく、ネットスラングにおける一般論とは真逆の主張をする行為についてです。 流行っているコンテンツを利用しない。売れている商品を買わない。 人気のある人を批判し、反対に叩かれている人を擁護する。 このような行為が「逆張り」と言われている。 時に、新しい視点やアイデアを提供する事もあるのだが、 トレンドに乗るのが自然な人にとっては理解不能で気味が悪い心理に思えるだろう。 これを行う人は、自覚の段階を基準に大きく3タイプに分けられる。 A:しっかり

          「逆張り」とは何なのか?

          「効率主義」には2種類あった

          MBTI考察です。一見同じような振舞いに見えても、動機や目的が全く違うモノがある、という主旨の記事です。 今回は軽めの内容なので(?) 全編通して ですます調(敬体)の文体にチャレンジしてみます。 効率主義とは性格を表す特徴にしばし上げられる能力の1つですね。 目標達成に向けて、合理的で的確な判断を使い、無駄な事を避けて素早く実行する、のような特徴です。 長所としては、手際が良い・社会人として有能・頼りになる。 短所としては、効率が悪い人に対して厳しく、批判しがち。 といっ

          「効率主義」には2種類あった

          【MBTI】はこう使うな

          どんどん使いたいという人に対しては、お節介極まりない記事です。 筆者がMBTIに出会ったのはもう20年以上も前になる。当時はSNSでの情報交換なんてものは勿論、ネット上に詳しく解説したサイトなど無く、書籍も難解な和訳のものしか無かった。公式のセッションは敷居が高かったので、独学でひっそりと楽しんでいた。 巷では全く認知されていなかったのだが、性格を診断して類型するという性質上、学術的な関心が無い人達にまで広まると血液型や星座のように扱われてしまうのは予想できたため(流行る

          【MBTI】はこう使うな

          「嫁姑問題」徹底推察

          なぜ嫁と姑はいがみ合うのか?古今東西、とても普遍的なこの問題について昔から考えていたのでまとめてみた。 本格的に興味を持ったキッカケは、インターネットをフラフラしているとたまに出くわす某掲示板の家族板まとめサイトである。嫁姑の他にも親戚関係や不倫・離婚・修羅場・復讐など、幸か不幸か(?)筆者の身の回りではそれらの問題が何も起きていないため、どの記事の内容も「知らない世界の話」ばかりで面白くて夢中になり、読み漁った時期がある。嫁姑問題は特にその行動原理が全く謎過ぎたために気に

          「嫁姑問題」徹底推察

          お金が無いころ、スーパーでは見切り品の野菜を買っていた。稼げるようになって、値札を見ずに好きなものをカゴへ入れられるようになった。そして今、値引きシールが貼られたお惣菜を積極的に手に取る私の頭には、食品ロスというワードがやんわり浮かんでいる。

          お金が無いころ、スーパーでは見切り品の野菜を買っていた。稼げるようになって、値札を見ずに好きなものをカゴへ入れられるようになった。そして今、値引きシールが貼られたお惣菜を積極的に手に取る私の頭には、食品ロスというワードがやんわり浮かんでいる。

          無限にどうでもよくなる化

          個人的に、悩みや不幸な出来事などで、必要以上に気分が落ち込まないようにしたり、考えてもしょうがない思考のループを中断するために行う「無限にどうでもよくなる化」と呼んでいる方法がある。 事態を客観的に見ることによって、メンタルへの不要なダメージをカットするという仕組みで、心理学的には防衛機制における知性化とか合理化とかに該当するのかも知れない(ともすれば、あまり褒められたことでは無さそうではある…) 問題に対して俯瞰の視野をどんどん広げていくと A:長い人生、こういう事も

          無限にどうでもよくなる化

          ヒトの歯は草を食むにはデコボコ過ぎるし肉を裂くには丸過ぎる ヒトの腸は草を消化するには短過ぎるし肉を消化するには長過ぎる 身体的な特徴を鑑みると人類の元々の主食は果実とナッツと昆虫 火を手に入れてから何でも食べられるようになった

          ヒトの歯は草を食むにはデコボコ過ぎるし肉を裂くには丸過ぎる ヒトの腸は草を消化するには短過ぎるし肉を消化するには長過ぎる 身体的な特徴を鑑みると人類の元々の主食は果実とナッツと昆虫 火を手に入れてから何でも食べられるようになった