セサミストリートは土曜日に
よく観てたんです。
子供の頃毎週観ていた番組
セサミストリート。
NHK教育(Eテレ)土曜の朝8時くらいだったかな。
今でもセサミストリートを見かけると土曜に見るものと言うイメージがある。
なぜそれを見始めたのかはわからない。
子供番組が連続でやるチャンネルを勝手につけて
ダラダラと見ていたのかもしれないし、海外好きの母親が
意識してつけてくれていたのかもしれない。
とにかく毎週楽しみにいていた。
セサミストリートの世界に映るものは
身の回りにあるものとは全く異なっていた。
海外の住宅でよく見かける、
玄関の前に5段くらいの階段があって
そこに子供たちが座って英語の歌を歌っていたり、
今日のアルファベットについてなんかを話し合っている。
個性的なキャラクターたちも日本で見るアニメとは
なんだか全然違う。
どうやったらここに行けるのだろう。
私はずっとそう思っていた。
彼らのいる場所に行ってみたい。
当時5、6歳だった私でもセサミストリートの世界は
どこか遠いところにあるようだと気づいていた。
なぜなら自分の住んでいる街並みとは全く違うから。
石畳の道、緑の街灯、ドアノブの形。
全然違う!
さらに驚くことに
副音声にすると英語を喋るではないか!
エルモやビッグバードの声が似ているようで少し違う。
これが本当の声なの?
なんで英語なの。
アメリカの番組なんだから当たり前のことだけど、
当時の私には日本語ではないものを喋っていることに驚いた。
英語ってすごいな。
副音声があることを知ってからは
日本語と英語をくるくる切り替えて
面白がって観ていた。
それからかもしれない。
外国に興味を持つようになったのは。
自分の居る世界とはまるで違う
なんでこんな色?
なんでこんな形?
なんでこんなにかっこいいの?
いつしか毎週の楽しみは憧れに変わっていった。
その憧れは成長とともにどんどん大きくなった。
中学生の頃には海外留学がしたい、英語が喋りたい。
とにかくいろんな国に行ってみたい!
そればっかり言うようになっていた。
今でもとにかくどこでもいいから海外に行きたいと思っている。
どこでもいい、なんて軽い感じがあるけれど、本当にどこでもいい。
私の知らない世界をとにかく、とにかく見たいのだ。
セサミストリートの世界に憧れた時の気持ちは
今も変わらない。
海外に憧れているのだ。
6歳の私はの後も好んで海外アニメにハマっていった。
スヌーピー、トムとジェリー、ぞうのババール、マドレーヌ、パワーパフガールズ…
日本のアニメよりも観てきたかもしれない。
当時(93年〜97年くらい)は今よりも海外アニメがたくさん観れていた。
ような気がする。
私をこんなにも海外好きにしてしまった
君たちセサミストリートの責任は大きいぞ。
一体、どうしてくれるんだ。