アホは世界を制す
私はインスタで、毎日、発信している
先日、SNSがあまりにも溢れてる世の中で
誰もが心を壊す可能性をもってる、的な
そんな内容で投稿した
Twitterではログインしてるけど
私のインスタには、いいね、押してくれない
だの、
ライン送ったのに既読にならない
だの、
既読なったらなったで返信が来ない
だの、
返信が来たら来たで
なんか絵文字がなくて機嫌悪そう
だの、
とにかくいろんなものが見えてしまう分
勝手な憶測、妄想だけが先走ってしまい
あたかもそれが本当のことのように
自分の中で出来上がってしまい、そして、病む
みたいな・・・・
私も以前は、
そんな感じな部分が少なからずあったし、
だから非常にわかる
けれども、それだと今のこの世の中
きっと、健全のまま生きてはいけない気がする
その投稿をしたとき、
こんなコメントをしてくれた人がいた
『結局のところ、
アホが世界を制するんだよねww』
と
超、納得!!!
した笑
そして、すぐに娘の事を思い出した
私の娘は、23歳
何を隠そう昨日、23歳成り立てホヤホヤだ
今は、親元離れて一人暮らししている
その娘
家でまだ生活してた頃
学校やバイトが休みの時など、
お昼まで寝て起きてくる生活
そしてパジャマのまま、
リビングのソファーでテレビを見てくつろぐ
そこから数時間経って、
「携帯は?」
と、私が聞くと、娘の手元にはない
娘も
「あれ?どこやろ」
と探し出す
そして、見つかる場所はたいてい、枕の横だ
普通なら、いや、私なら朝起きて、
枕元の携帯と一緒にリビングに来ないと
なんとなく心許ないし
たとえ枕元に忘れたとしても、
たぶん、すぐに気づく
だって、
なんとなく見てしまう“クセ”がついてるから
でも、娘はそれが一切ないのだ
携帯がなくても気にならないスタンス
私は、そうなりたいし、なりたかった
だから、気にならない娘がうらやましかった
まぁ、急用があるときに
連絡がとれないのは困るけど
それがなければ、
ホントに携帯は見なくていいモノだ
私のインスタの投稿にくれたコメントの返信に
この娘の話を書いたら
その人は、更にこう返信をくれた
『気づかない、知らない、分からない
気にならない、これ全部スキルです』
思えば、私はこういったスキルって
たぶん、持ち合わせてないなぁー、と感じる
この年齢になって、
いろんな経験をしていろんな感情を味わって
その中から学んだ事や、悟った事で
身に着けた、というのはあるけど
スキルではない
気にしないスキル、気づかないスキル
これって、言葉にしたら軽く聞こえるけど
ものすごい奥深い
今は、携帯を例にして書いてるけど
世の中生きていく中で、いろんな場面で
“気にしない事”という言葉は、
会社の上司に、友達に、親に、
何度となく言われる
けれど、人ってやっぱり気になる
気になってクヨクヨ悩んで不安になる
それは、SNSが当たり前になってからは
頻繁に思ってしまう事になり
そもそもネガティブで出来ている人間は
ますますネガティブになっていくという
悪循環が起こる
だからこそ、今のネット時代だからこそ
まさに、スキルが必要なのだろうなと思う
アホが世界を制す
それはきっと、昔からそうで
でも、そういうスキルって
なんとなくわからないまま
それこそ、
そのスキルが“変わり者”扱いになって
仕方ないから
人の事を気にして、人に気を配って
何を言われても気になりながらも耐えて
それが日本人の
“美徳”とされてきた部分でもある
けれど、
そうこうしてるうちに、
心がだんだん壊れてしまう
もちろん、仕事する面でちゃんと人には
気を配らないといけないし
連絡が来たらすぐに返す、これは基本だし
これが出来ない人は、
信用されにくいとは思うけど
それ以外のプライベートな時間なら
“気づかない、気にしない”スタンスこそが、
我が身を守る事に繋がるのだ
そして、仕事の面では連絡に関しては別として
上司の理不尽な言動や、同僚との変な距離感や
取り引き先での型にはまったやり方など
え?そんな事言ってたっけ?
え?なんか言いました?
いや、昔はこうでも今はこのやり方で行く!
みたいな、“気づかない、気にしない”が
もしかしたら会社を変える事に繋がって
世界を制す、って事に繋がるのだと思う
もちろん、ちゃんと礼儀はわきまえて、の話
生きてく上で、究極、なくてもいいモノ
それはまさに、携帯、だと思う
そうは思っても、今更、なくなったら困る
大変、困るのだ
もうなかった時代には戻れない
なら、
時代に合わせてスキルを身に着けるしかない
この生きづらい世の中を、
どう壊れずにラクに生きれるか、を
私の娘は、その点アホで良かったと思う
ちょっとやそっとじゃ壊れない
アホゆえに、その先の道がどんなに険しくとも
そこをあまり考える事なく、とりあえず行く
しかも、それはそれは楽しそうに
それはきっと、生まれ持ったこの子のスキル
能力、才能、なのだ
そのうち、ホントに世界を制すのではないかと
なんとなく期待してしまっている私だ