1人ぼっちで寂しいあなたへ
宗教家のすがいんです。
今の今、
・なぜ、こんなにも寂しいのか
・なぜ、誰も分かってくれないのか
と「1人ぼっちで寂しさを抱えている人へ」、なにかのお役に立てたらと願いながら、私の経験を元に書いていきます。
まず、1人ぼっちとは、
親でも兄弟でも友人でも周りにどれだけたくさんの人がいても孤独だ
と感じてしまうことです。なので、「家族みんなで幸せそうね」と周りが言ったとしても、本人が1人ぼっちと思ってたら1人ぼっちなのです。
そのことをよくよく理解していないと、1人ぼっちの人に寄り添うことは残念ながら出来ません。私も実際に寄り添ってもらうまでは、このことがまったく理解できませんでした。
結果、他人の1人ぼっちを理解するのもそうですし、自分の1人ぼっちを理解することすら出口のない迷路のように解決の糸口を見つけることはできませんでした。1人ぼっちを抱えてた当時の私が感じてたのは、
・誰も私のことを分かってくれない
・私を分かろうとしない相手が悪い
・私の頑張りが足りないのが原因だ
・私がもっと頑張れば分かってくれる
です。そのようなことを毎日思いながら自分なり一生懸命に生きてきました。
けれど、生きても生きても理解者は現れることなく、一向に私を理解してくれない周囲への怒りや、頑張りが足りないと思いこんでしまう自分への怒りや虚しさばかりどんどんどんどん増えていきました。
おかげで、20代はギャンブルにどっぷりと浸かり、ギャンブルで自分や周囲へのうっぷんを晴らそうとするのですが、勝っても負けても虚しさばかりが強く残りました。(勝ったときは少しの快感もありましたが、しばらくするとまた虚しくなります。その繰り返しです)
30歳を機に家業の後継のため、勤めてた不動産会社を辞め、現職(金光教教師)の資格を得るための学校に通います。そこで、後の師となる方と出会いました。その出会いが私の人生を大きく変えることになります。
一言でいえば、
“受け止めてもらった“
先に記したような「1人ぼっち」をとことん理解してくださっていて、私に教えてくださいました。私がなぜ寂しいと思っているのか、なぜ生きづらさを感じているのか教えてくれた上で、私を1人の人間として大切に、丁寧に時間をかけて受け止め続けてくれました。
私を理解しない周りへ同情するでもなく、頑張りが足りない私を叱責するでもなく、ただただありのままを受け止めてくれました。
「そう感じてるんだね」
「これまで頑張ってきたね」
「生きててくれてありがとう」
そう折々に言ってくださり、肩肘張って生きてきた私の肩の力が、スルスル~と抜けたことを昨日のことのように思い出します。今から10年以上前のことです。
だからと言って、すんなりと寄り添いに応じる私でもなく、30年ものあいだ自分の思うように自分なり一生懸命生きてきましたので、大切に受け止めてくれてると分かりつつも納得できないことがあるとすぐ、師に噛み付いてきました。(大半は私の理解不足。理解できないことを棚に上げ、ギャーギャーギャーギャーと言ってました)
けれど、師は変わることなく、常に一定のリズムで私を見続けてくれて、根気よく私を見守り続けてくれました。それは今でも変わりません。
そのような生活が、1年、2年、3年、5年と経つうちに、頑なだった私の心も次第に「…この人になら」と思えるようになり、これまで思ってた誰にも言ってこなかったこと(正確に言えば、誰かに言ったところでどうしようもないと思ってたこと)を、ポツリポツリと話すようになりました。
そのことをまた喜んでくださった。「それはおかしい」とか「その考えは間違ってる」などひとつも言わずに、ここでも「そう思ってるんだね」しまいには「聴かせてくれてありがとう」とまで言ってくれて、心の底から「言って良かった」と思いました。
これまで30年生きてきて、一つひとつ棚上げしてきたものを棚卸しするかのように、師と二人三脚で人生の歩を重ねるようになりました。今年、42歳になります。
ざっくりですが、これが私の1人ぼっち解消体験記です。繰り返しますが、周りにどれだけたくさんの人がいても、その人たちが「1人ぼっちを理解してない人」だったら、あなたの1人ぼっちを受け止めてくれることはまずないと思います。
人はしてもらったことしかできない、と教えられています。裏を返せば、「してもらってないことは出来ない」ということです。1人ぼっちを受け止めてもらったことがないのなら、1人ぼっちを受け止めることもまた出来ないと。未経験者に話しても話しても、糠に釘、豆腐に鎹のごとくスカスカで、当時の私のように虚しさで寂しくなるばかりだと思います。
つまりは、「1人ぼっちを受け止めてもらったことがある人が1人ぼっちを受け止められる」と私は理解しています。経験した私がすごいとかそういうことじゃなくて、実体験から、肌で感じられているかどうかが必要なんだろうと、シンプルに思うのです。
今の今、あなたが1人ぼっちで寂しいのなら、あなたの話を私に聴かせてください。このnoteへのコメントでも良いですし、恥ずかしいならメールでも、電話でもなんでもいいです。あなたのたった一度の人生です。「生まれてきてよかった」と思えるように、あなたのお力になれたらと切に思っています。
・メール:info@konkokyo-mk.com
・でんわ:044-722-0469
金光教武蔵小杉教会 すがいん(須賀院崇徳)
追伸:
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。
あなた自身が1人ぼっちを抱えてるならどうぞ、少しの勇気をふりしぼって連絡してきてください。もしくは、あなたの周りに「誰にも理解されずに寂しい想いを抱えてる人」がいたら、どうかこの記事を教えてあげてください。
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