看護師さんに試してみて欲しいことがあります。
フリーランスで看護師をされているクライアント(60代)が「左肩に痛みが出る」というんです。
※因みに、前々回いらしたときは姿勢を修正して痛みがなくなっている。
ドクターは「五十肩だな〜というのよね」とも。本人の口ぶりはあまり納得できていない雰囲気。痛みが出るので仕方なく納得せざるを得ないといった感じ。私的にも納得し難い。
受け取り手にもよるけど、ドクターの言葉は、強いなと感じる。僅かな可能性を奪いかねない。
ストレッチを進めていくと、特定の筋肉たちが拘縮ぎみなので質問する。「何か握ります?例えば、親指でぎゅーみたいな」「あ、採血で抑えている!」
やってみてもらってよいですか?と腕を出して再現してもらうと、ご自身で気づかれた。「あ!ここ」親指から腕をなぞる仕草をする。「動かないように、ここをこうやって右でこうして」と解説してくださる。手の使い方見直しましょうか(次回は練習です)
動くものを『動かないように固定する』意識で押さえると無意識に力みが発生しやすい。動くものが『静止していればよい』意識なら仮に動いても、静止させればよいので、抑えることに力みは必要ないのでは?
前提はどちらも同じ『動く』
捉え方次第で使い方は変わる。
けど、使い方の癖は、捉え方の意識を変えただけでは使い方の修正はし難いため、手の構造を知る、手のニュートラルを体感する、使い方を練習することが必要になる。
看護師さんの手の使い方=患者さんへの触れ方
が変わると、皮膚感覚を通じて患者さんはリラックスできたり、不安の軽減にも繋がるんじゃないかな。
看護師さんの労力の軽減にもなる。
(私が知っている看護師さんたちは体力お化けな方が多いけれど、消費エネルギーが軽減できたら、他のことにもエネルギーが回せるね)
どんな状態の方の採血をするかによるし、採血にも種類があるから一概には言えないけれど看護師の皆さん、意識を変えて採血ちょっと試してみて欲しいな。
厳密なことは、環境も含めて見てみないといけないけれど。