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キラキラポエムと30代時短ワーママのキモチ

最近、中村淳彦さんの30代ワーママのキラキラポエム問題に警鐘を鳴らすVoicy配信に熱中しています!


キラキラポエム問題って?

どうやら最近、Voicyやスタエフ(stand.fm)といった音声配信プラットフォームで、キラキラポエム(キラポエ)なる、キラキラしているけど中身のないポエムにハマる30代のワーママさん、しかも大企業にお勤めの見持ちの固い方が多いのだそうです。別にハマるだけならよいのですが、キラキラポエムをきっかけに、「自分らしく、自分業!」というポエムに感化されて、仕事を辞めてしまったり、高いセミナーやコーチング、情報商材等で散財してしまう人が後を絶たない…らしいです。

個人的に、自分もギリ30代のワーママなのと、もともと詐欺スキーム等々に関心ある方なので(職業病みたいなものです)、ついハマってしまいました(汗)。

が、そのキラポエ配信そのものも、感化されて「仕事やめて自分業!」と叫んでる発信も、探してるのに、全然見つからない!Voicyのリスナーの方は、「あぁ、あの発信ね」と見当がつくようなのですが…自分のVoicy力の低さに打ちひしがれてます

(誰か教えて…)

もう、ど〜してもキラポエが見てみたくて、仕方ないのでChatGPTに作ってもらいましま

「輝く私」
夜空に咲く星のように、私は今日も輝いている。
どんなに暗い夜でも、私の中には小さな光がある。
その光を見失わないで。
いつだって、未来は私を待っている。
私は私らしく、自由に羽ばたいていくんだ。

ChatGPT作

…絶対こんな感じじゃないですよね。

30代JTCワーママのもやもやしたキモチ

いち30代JTCワーママとして、もやもやしたキモチ、わかるんですよね。今はもう子供たちが小学生なのですっかり落ち着いてしまいましたが(苦笑)、あの頃、なにがそんなに辛かったのか、私もちょっと言葉にしてみようと思いました。

人生初のダブルバインド!?

ダブルバインドとは、二つの矛盾した要求や情報を受け取ることで、どちらの選択肢を選んでも罪悪感や不安感をおぼえるような心理的ストレスのある状態のことです。

特に女性はある年齢になると「20代30代は仕事にフルコミットすべき!」というメッセージと、「少子化たいへん!早く子供産まないと障害を持つ子供を産む確率が上がるよ!(だから早く子供産んで!)」という、ふたつの完全に両立不可能なメッセージを「世間」から受け取るようになります。それまでは、(従うにせ従わないにせよ)「たくさん勉強してよい仕事に就こう!」という一貫したメッセージを受け取っていたのに。

まぁ、「世間」といっても「働け!」という人たちと、「子供産め!」という人たちは違うので(…違うんだよね?)、「みんな好き勝手言いやがって!しーらんぺったんゴーリラ!」と唾を吐くが「世間」との正しい付き合い方だと思いますが、そうやって開き直るまでが苦しい。とくにJTCに勤めるような人は「世間」のメッセージを素直に受け取っていた人が多いと思うので(男女に限らずね)、なんだか裏切られたような気分になってしまうのかもしれません。

そういうときはやっぱり「自分らしく!」という第三の声に耳を傾けたくなるのかも。
※ 想像です。キラポエみたことないんで。

ちなみに私は「子育て」を取りました。20代30代のエネルギーはもともとは次世代に命をつなぐ為のものだと思って、神の采配に従いました(もちろん、みんなが従わなくていいと思います。でも、のんきに「20代30代は仕事にフルコミットしないとキャリアが終わる!」とあたり構わず叫ぶ人には、なんだかな〜とは思います。ちなみに自主的に仕事にフルコミットするのはご本人の自由だと思うし、すごいなと思います。いろんな人がいるのが1番いいと思います。

思いっきり戦って負けたかった!?

もうひとつ私が切ないな、と思ったのは、会社に入って、よーいドン!したのに勝負がつく前に退場させられたような気持ちになったことでしょうか。

典型的なJTCだと、20代から同期との競争がスタートして、1つ目の勝負がつくのが30代後半くらいでしょうか。そのあたりで、管理職になるか、ならないのかがはっきりしてきます。当然、管理職になった人たちには第二第三の勝負が待ってます。ま、勝負といっても時の運なんですが。

出産適齢期に子供を産んでワーママになってしまうと、1つ目の勝負の途中で、いきなり「負け確定」なんですよね。

私の所属してた部署は、たまたま役割分担が明確ではなくて、いわゆるマミートラックのような「これ、どんだけやっても成果になんないでしょ!?」という仕事をやらなくて済んだのが幸いでした。ずいぶんなハンデ戦でしたが、ある程度自由に仕事して、ある程度思いっきりやるだけやって負けたので、悔いはないです

でも完全なマミートラックにのって、勝負する余地がまったくなかったら、とても辛かったと思います。

とくにJTCに来るような人って、今までの人生で勝負して、戦って、ある程度勝ってきた戦闘民族だと思うので、いきなり勝負から降りるのは納得いかない気持ちになるのかもしれません。
※ 私は、就活で勝った…というよりは、うまいこと会社に潜り込んだクチなので、このあたりは想像です。競争心も多分人より少なめ。それでも切なかったです。

それで思いっきり勝負したくて、新しいフィールドを求めてしまうのかも。(そのフィールドが自分業という名のフリーランスというのは、なかなかの戦闘民族ですね。)

私もわかる気がしてしまう

そんなわけで、私はちょっとだけ、キラキラポエムにハマる人たちの気持ちがわかる気がするのです。いや、キラポエもハマった人の配信も聴いてないので、勝手な想像ですが。

私もとくに30代中頃までは、切ないな、と思うことが多くて。私は、たまたま弱ってる時にキラポエに出会わなかったのと、職場で私のことを気にかけてくださった方々や、私に期待をしてくれた方がいてくれたおかげで、助かったんだと思います。本当に運が良かったです。 

私も弱い人間で、たまに弱ってくると「あぁ、生まれた頃から信じてる宗教があれば良かった。絶対的な何かを信じてみたい。」と思うことがあるので、キラポエにハマる人(会ったことも聞いたこともないのに)に勝手に共感してしまうのでした。

ワーママの気持ちを書いた別記事↓

オマケ
東京にあるモスク(イスラム教の礼拝堂)に見学に行ったときに、成人してからイスラム教に改宗された日本人の方にお話伺いました。その方は「イスラム教は人間を弱いものと思っている。だから様々な戒律によって人々を支えている。自分はずっと強くあらねば、と思ってたけど、イスラム教に出会って救われた」とおっしゃっていました。もうどうしても弱ってしまって、心の支えが必要なときは、イスラム教に改宗しようかな、という気持ちが、実は私の心の支えのひとつです。あの時のイスラム教のおじさま、ありがとう!変な壺を買う前に、おじさまのとこ行きます!






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