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言葉は火であり、人間の根源
何を書こうかと迷いましたが、私が一番大切にしている概念を最初に書き記そうと思いました。
タイトル通り、言葉は火であり、人間の根源だと私は考えています。
ついこの前まで言葉は剣だと思っていました。剣は剣でも諸刃の剣。扱い方を誤れば人を傷つけるし、自分も傷つける。
でも、そうじゃないって最近になって思うように。
きっかけ……はあまり覚えていませんが、言葉とは人間を生かしたり殺したりするだけではなく、もっと高尚なもの、精神に携わるものだと気付いたんだと思います。
言葉によって確実に人間の知能や文化は成長してきました。勿論、剣も人を殺す道具としてどんどん成長してきましたが、精神活動に与えた影響はほんの僅かでしょう。
火、それは人間が進化するのに最も重要な要素です。
今日の人間があるのは火の使い方を発見したからだと言っても過言ではありません。そして、言葉も同じようなものだと私は思うのです。
人間の思考を先へと進ませる火、それが言葉。
人間を人間たらしめるのは思考力。それを支える言葉こそが人間の根源だという考えに私は至りました。
高校生の頃からずっと思い求めていた人間の根源とは何か。それを大学生活を過ごすうちに、見つけられたことはよかったと思っています。
ちなみにですが、中村文則さんの『教団X』で
言葉とは、その人間の根本にあるものだから。
という一節を目にした時、私は驚きました。それと同時に、純文学の奥深さを知りました。
皆さんは人間の根源とは何だと思いますか。考えてみると、結構面白いですよ。
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