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龍のハンコ、刻ってみた。

こんにちは!康寧堂です。今日は十五夜、早いもので
1年も残り3ヶ月。今日は、そんな来るべき2024年に備えて
(ちょっと早いけど)辰年の消しゴムハンコを作ったお話。

龍をハンコで彫ってみよう!、と一口にいっても龍はなかなか飛んでいないのだ。
(そりゃそうだ)「じゃあ古典籍から引用してくればいいよね!」
という平凡な結論(平凡じゃないかも)で早稲田大学さんの古典籍データベースにお世話になる。(ほんとうにいつもありがとうございます)
『和漢三才図会』という類書、要は百科事典(ただし江戸時代)を引っ張りして、「龍蛇部」(どんな部だ)というそのまんまの項目に当たる。龍が一番最初に出てくる。なにやら龍の解説がでてくる。

「龍の形には九つの他の動物に似ているところがある。
頭はラクダ、ツノは鹿、目は鬼、耳は牛、うなじは蛇、
腹は蜃(シン、はまぐり。ではなく龍の仲間らしい)
鱗は鯉、爪は鷹、てのひらは虎に似ている。」

龍のパーツにされた動物たち。鯉が人面魚

でもこの解説…
「なになに?龍のお腹のかき方がわからない?大丈夫そんな君でも簡単にかけるよ!龍のお腹は蜃ににているんだ!ほらかけたでしょ!」

かけねーっよ!!

架空の動物の解説に架空の動物で例えるから無理なんだなこれが(遠い目)

でも大丈夫、図鑑のよいところは図があることです(真顔)
意外とフィーリングでなんとかなった。

フィーリングのたまもの

でもって、ハンコにするのにいよいよオリジナルの構図に落とし込む。
黙々やる作業、嫌いじゃない。
それでかけたのがコレ↓ドヤ

そんで、こいつをスモールライト、ではなくコピー機で縮小。

「オレ小さくされた…」by龍

この原画をもとに、消しゴムハンコをほっていきます。
それこそ黙々どころじゃなく静かな作業…

モクモク…モクモク…モクモク…モクモク…








モクモク…モクモク…モクモク…モクモク…








モクモク…モクモク…モクモク…モクモク…


できた!!

じゃじゃん!! どうだ!


目が上を向いている。


販売用にもう一つ!



ちょっとこっちは下の方をみている。

つかれた…(そりゃそうだ)
でもこれでどんどん年末年始にむけてのグッズがつくれるね!
続報をおたのしみに〜!
それでは康寧堂でした、Have a nice day!
 

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