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パブリックアイビー卒でも英語はこんなもん。上をみればキリがない話。

2/10時点: IELTSのWriting and Speaking編は近日中に書きます。
前回の話は以下よりCheck!


結論から言うと、日々私はヒヤヒヤしながら英語を話しています。

国際結婚しているのもあり、なれそめを聞かれると、アメリカで籍を入れているのもあり、英語ペラペラなんですよね?とか言われる。

しかし、現実はそんなに甘くない。
意識そんなに高くない系の私は、ネイティヴや英語ガチ勢から程遠い状況。
留学後も一段レベルは上がったが、ペラペラの”ぺ”くらいにしか感じていない。要は、ピンキリ。
英語ネイティブからすれば、英語ダメな人も私もそんなに変わらない。

私は、米国のパブリック・アイビー - Wikipediaの一校のMBAを卒業しており、英語要件も学部留学やほかの学科の大学院より多少厳しい。
*M8のMBAやイギリスのTOP3はさらに上を要求されるが…
ここで留学開始時点と留学中の英語、そして現在の英語レベルをご紹介。

意気揚々と渡米するも。。。

ある年の7月から前準備のために早めに渡米した。。。
受験後も、英語の実力が伴っていないので継続して勉強した。。。
しかし、かなりの部分で何言っているか正直わからないのである。
特に現地手続も独特なのもあり、背景がないためより分からない。
スーパーのレジでもどんな小話が飛んでくるかビクビクしていた。

海外旅行は年2回、いつも現地の友人にアテンドしてもらい旅行していたが、国際語としての英語と現地の生英語があまりに違いすぎた。

母音と子音を組み合わせで発音に大きなボラのない日本語と違い、シラバルやリンキング、発音パターンが地域、人レベルで異なるため、ちょっとした違いでまった聞き取れない。
MBA入学時は現地人同士の速いテンポの会話はほぼ理解度0、留学生向けに優しく話してもらっても人によっては、何言っているのかmurmuringで本当にわからない状況であった。
MBA入学後に、家のそばの広告代理店で働いていた妻に出会うが、妻の言っていることも理解度20%。ごまかしごまかし会話していた。
(妻にもひどい英語だった(笑)と言われる。)
留学生同士では第2言語の英語で会話するので、問題が起こりにくい。
教科書通りでない英語がそこには広がっていた。。。

留学後半、帰国直後

「逃げちゃだめだ~」を心の中で繰り返し、
クラスメイトとの放課後のケーススタディーはもちろん、
無理やりアメリカンなプールサイドパーティーなどに足を運び、
現在の妻との会話などで英語漬けで1年以上英語を続けていると、
不思議と英語に慣れてくる。

妻(当時の彼女)の英語も最終的には99%は理解していた。
徐々に自分の外見と不釣り合いなややぶっ飛んだキャラクターも出てくるようになり、好奇の目で見ていた現地学生グループ(主に白人たち)も話しかけてくるようになった。

米国での暮らしで英語で超困ることは無くなり、突発的な対応もなんだかんだでこなすことができるようになった。
が、しかし、英語は万全かと言われると、Listeningの観点では、現地人のスラング交じりのガチ英語はわからないし、映画とかものによっては、発音×内容でチンプンカンプンとかはよくあった。イギリス映画になるだけで理解度激落ちであった。
Speakingでは、考えずに出てくるし、夢もたまに英語で見る。
でも日本語みたいに言いたいことをTPOに合わせて、砕けたり、お堅く高尚な言葉で話したりが英語ではできない。
些細なことでこれ何って言うんだ?みたいなのはよくある。
体感英語だと日本語の6割程度のことしか言えていない。
外国人の妻と些細なニュアンスの違いで喧嘩もする。

留学前よりは確実に向上している。
実用的にもなってきた。
英語で困ることも減った。
でもペラペラというには壁が高すぎて(いや、壁がもっと高くなって)、天井は見えないという状況。

帰国後、一定期間経過

そして今。
家庭では英語で会話しているが、夫婦間だとネタが限られる。
仕事も日本語:英語は6:4くらいで、第2言語勢中心の英語。
自分の英語力の維持という意味では苦労している。
劇的には落ちていなけど、妻の会話も理解度95%くらい。たまに本気でわからなくてブチ切れられる。

徐々に英語の異物感が戻ってきていて、文法忘れが出てきた。
議論が白熱すると自分で何言ったか英語では覚えていない。
(でも、ちゃんと議論になっているので、思ったことは言えている様子)
電車の英語のことわざクイズは、答えは推測できるが、ほぼ知らない、聞いたことない。
意外なことは、妻とずっと会話したので、妻の英語が移って発音だけは年々改善している。一方で妻の英語がどんどん日本人発音になっている笑

ということで徐々に英語力は落ちている。
食い止めたいけど、仕事も楽ではない、家庭もできて一人の時間はない。
昔みたいに睡眠不足に耐えられなくなってきた。

で、英語が完璧でないことは悪いことなのか?

結局何言いたいんだよと言われそうなので、まとめに。
まず、留学は思っているほど敷居の高いものではない。
留学はテストの点を取れば前提条件はクリアできるし、それも雲の上のレベルや努力ではなく、日本の教育の延長線上の域は出ていない。
(別記事で書いていますが、私は、社会人になってから激務過ぎて言うほど英語には時間をかけれていない。)

★かといってネイティヴ並みの英語力は敷居がものすごく高い
欧州系の言語が母語の人は音、文法や考え方が英語と比較的近いので別ですが、言語的距離感の遠い私たち日本人(純ドメ)がネイティブに肉薄することは必要以上の時間と労力が必要だと実感しました。
特に大人からでは、音の聞き取りには限界がある気がします。
私はいい意味であきらめました。
そもそも中学生以降これだけ英語に時間を奪われて、英語圏や欧州言語話者の連中と専門分野戦うだけでも我々は十分よくやっている。

★結局自分が求められている英語=自分の英語力(最終的には均衡する)

結局、仕事や勉強で要求されている英語力と自分の英語力は均衡します。
あなたは、英語系ガチ勢になりたいのか?英語のTOP講師になりたいのか?

外資系に転職したい、留学したい、外国人の彼女が欲しい。
上記には思っているほど高い英語力は要求されていません。
ちょっとした努力は必要ですが、ほんの数か月の話。

現在、仕事でいろんな国の英語に触れますが、「こいつ英語話せているって言えるのか?」って英語もあったりします(いや、かなり)。
「あいつ(訛りすぎて)何言ってた?」と帰国子女の本部長と確認はしょっちゅう。
英語はツールでしかありません。それで日々生きていけるならいいんじゃないかと思い始めています、。
それにそんなに言うほどみんな完璧にコミュニケーションが取れているわけではありません。
ということで、自分の環境と得たいものの範囲で、努力すればいいのではないかと思います。
それに上を見ればキリがありません。

不思議と登れない階段は用意されていません。
中学→高校→大学、社会人段階的に必要な分、無理なく上がればいいのでは?

質問あれば、以下から回答いただけます。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfgUp1HIn6kiDSsRZggLq44y0JJBRqkZ46PKko8mbKuAIql6g/viewform?usp=dialog

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