偶然をチャンスに変えるヒント
こんにちは、キャリアコンサルタントの近藤あつこです。
今日は、偶然の出来事をチャンスに変えるには、というテーマでお話したいと思います。後から考えると、「まさにこれだ!」と感じている私の経験談をお伝えすることで、なにかのヒントにしていただけると嬉しいです!
若い頃の私が、職場で遭遇した出来事
もう遠い過去の若い頃の出来事になりますが(笑)
当時の私は、ある大手企業の受付をしていました。
そこには時々ですが、外国からの訪問客も来られていて
マニュアル英語での対応で問題なくできていたのですが。
ある日、一人で受付にいた時に、外国人の方が来られて。
ビジネスマンではなく、カジュアルな服装で観光客の方かなと思っていたら
いきなり英語でペラペラ話しかけられて、いつものマニュアル英語が通用できずに、右往左往して、困り果て担当部署の方に連絡をして受付に来ていただきました。とても流ちょうな英語でやり取りをされて、外国人の方は笑顔で帰られた後、私はお叱りを受けました。
偶然の出来事の捉え方がチャンスをつくる
そのお叱りの言葉のお陰で、その後の私の英語漬けの人生がスタートすることになるのです。その後は仕事をしながらの英語漬けの毎日が始まりました。英会話スクール、通訳学校での厳しい授業、イギリスへの語学留学、そして仕事で英語を使ってキャリアを積むという人生を送ってきました。そして、何よりも英語は仕事で使う使わないには関係なく、私にとって一生大事にしたいものになりました。今考えても、私はこの時のお叱りの言葉には感謝の気持ちしかありません。
なぜ、そうなったかは長くなるので、ポイントだけお伝えしますね。
そのお叱りの言葉とは、「この会社の受付にいるのに、英語も話せないのか」という主旨のお叱りでした。この言葉をどのように捉えるかは、人それぞれだと思いますが、当時の私は、こう捉えたのです。「私だって、英語くらい話せるようになってみせる!!」
たぶん、今よりもプライドも高く、恥ずかしい思いをしたことで、私の中にある潜在的な負けず嫌いマインドが出たのかと、キャリアの勉強をしてから後々自己分析をしました。
チャンスをつくるのは自分次第
キャリアの勉強をして、この出来事を思い出したのは、私が大好きなキャリア理論のなかに、「計画された偶発性」という理論があります。
わかりやすくお伝えすると、「偶然の出来事を、主体性や努力によって、最大限に活用して、力に変えることができる」という意味合いです。
たとえば、なにかで厳しいことを言われたとき、その言葉をネガティブに捉えるか、ポジティブに捉えるかによって、その次の段階で生まれる思考や行動は大きく変わってくると思います。
どんな出来事にもなにか意味があると考えると、なるべく自分のためになる何かを見つけていくことで、また一歩自己成長できていくのではないかと、
私は自分の経験を通して、そう思っています。
偶然の出来事をチャンスに変えるために
予想外の出来事が起きて、それをチャンスに変えられるかどうかは、自分自信の受けとめ方が影響してきます。なぜなら、どのように考え、どんな行動をするかで進む方向は大きく変わってくるから。
キャリア理論の「計画された偶発性」では、5つのスキルをもつことが大切とあります。
1.好奇心
2.持続すること
3.柔軟でいること
4.楽観的に考える
5.リスクテーキング
今までのキャリアを振り返ってみると、私が自分の経験をそう思ったのと同じように、「計画された偶発性」は、ご自身の経験の中でも起こっているのではないでしょうか。
一度、振り返ってみられて、その当時の自分自身を想い出してみてください。もし、やりたいことがあって、なかなか踏み切れないことがあるなら、過去には、やり遂げていた自分がいるのではないでしょうか。
今日もさいごまでお読みいただき、ありがとうございました。