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近所に新しくできた中華料理屋さんに行ったら店員のおじさんがお昼寝中。3回声をかけたらやっと起きてくれた。
注文後に「ご飯半分で」と言ったら「?」という顔をされたので北京語に切り替えてお願いし、無事に通る。
料理が来てしばらく食べていたら、おじさんがいそいそ寄ってきて「(北京語で)すまんがこれはどういう意味か教えてくれ」と言う。
手に持っているものは振り込み用紙。どうやらご自分のお子さんが通う学校からの依頼のようだ。
保護者=父母の事だとか、これは保険のプランを選んでそれに合わせて料金を振り込むものだとか、この用紙は郵便局まで自分でもっていくものだとか、いろんなことを教えてあげてみた。
特にこれは気の毒だと思ったのは、生年月日を書き込む欄が、西暦ではなくて昭和平成令和から選ばねばならないというところ。外国人泣かせだよなぁ。一応計算式まで教えてあげたけれども、きっと1回では理解できないに違いない。せめて西暦も選べるようにしてあげればいいのに。
15分ぐらいかけてじっくりいろんな書類を見比べて保険プランを選ぶところまで付き合ってあげた。
その後お会計の時、かなり割り引いてくれたーかと思いきや、きっちり通常料金だった。おうふ。
まぁ経営苦しそうだもんね。
そういえば同じようなことを学部生の時、中国語の教授にしてあげていたことを思い出した。彼女も水道料金の払い方がわからないと言っていたなぁ。いい先生だったけど今どうしてるかしら。
久しぶりの卷舌音とアル化音で実は半分ぐらいしかわからなかったけど、なかなかヒアリングの練習になって楽しかった。
しかし自分の発話のほうは、どう頑張ってもちょっと卷舌をきつくするぐらいしかできない。特に、実は1番抵抗感があるのは調値(音程)の方だなと思った。北京語の第4声は、51のようにきつい下がり方なんだけど、台湾華語は32位のゆるい下がり方だから、体がそれに慣れきってるなぁと思いました。
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近藤 綾の「台湾語って面白い!/Tâi-gí tsin tshù-bī(台語真趣味)!」
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