ストリームライン
こんにちは。現在お昼の12時です。今日は午前の水泳練習に付き添い、今から店舗で膝の訴えがあるお客様の整体を行い、その後、午後からの練習へ合流します。
本日は水泳にとって大事なストリームラインについてまとめたいと思います。水泳の中では当たり前のストリームラインですが、水泳に携わっていない方には、何となく聞いたことある程度だと思います。体育の従業で教えられる事もあると思いますが、これについて書かせて頂きます。
ストリームライン(けのび)とは、全ての泳ぎに共通した基本的な姿勢であり、この姿勢をとるとどのような恩恵があるのか?
水泳とは大前提で水中に浮いた状態を行う競技です。つまり、浮き方が重要となってきます。この時の重要なポイントで「重心」と「浮心」の考え方があります。
重心=地球の重力によって人間の体へ生じる重さの中心(お臍あたり)
浮心=水中で上向きへかかる力の中心(重心より2~3cm上)
水中においてこの2つの距離関係が重要となってきます。
理想となる重心と浮心の位置関係
緑丸=浮心 黄丸=重心
このような位置関係にあると水中でのバランスがよくなり、ストリームラインを維持した状態で長時間水面に浮くことが可能となります。
黄丸にかかる赤矢印は重力 緑丸にかかる赤矢印は浮力
浮心と重心の距離が遠くなると、浮く力と沈む力によって回転が生じます。こうなると、足が沈みやすくストリームラインを維持する事が難しくなります。
このような状態はどのようにして起きるのか?
①上半身より下半身の筋量が多すぎると、重心は浮心より離れてしまい、足が沈みやすくなる ②腕を頭の上で組む時に、肘が伸びない又は腕の組み方がゆるいと、浮心へ重心の位置が近づかないため、ストリームラインの維持が困難 ③肺への空気が下にはいっておらず、上にばかりに溜まっていると、浮心が重心に近づかない (水泳選手のためのコンディショニングトレーニング)
この基本的な部分が抜けてしまうと、非効率的なストリームラインにより、泳ぎの際のタイム更新へとつながらない。では、この3つに対して日常での指導へどのようにおとしこむのか?
と、本日はここまでにさせて頂きます。次回は、先ほどの3つを解説していきたいと思います。
本日もご覧頂きありがとうございます。やはり、人間の体の仕組みや姿勢・動作は奥が深いですね。私が出来る選手の為の指導方法として、水中や陸上での姿勢や動作より、効率的で科学的根拠に基づいたアドバイスが今後もできるように頑張ります。
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