ベンチャーから外資に転職して3ヶ月後の今
ベンチャーを卒業後、外資企業で働き始めて3ヶ月が経過しました。
丁度1つのプロジェクトが終わりました。
前職との違いをあげればきりがないかもしれないが、感じたことをつらつらかいてみようかなーと思います。
大きなテーマは次の二つにしてみます。
・会社について
・仕事について
最後におまけでキャリアについても書きました。
・キャリアについて
ただこれはどちらかというとこれから四月に入社する人向けかもしれません。
■会社について
これは主に、人や社風について感じたことです。
普通に考えれば当たり前ですが、大手にも優秀なひとは腐るほどいました。
さすが大手、さすが外資?なのでしょうか。10も20も年齢が上で、実績ももちろんあって頭も切れるしやり手って感じの方々がたくさんいました。
ベンチャーの時と比較した際に、層の厚さを感じました。
「あぁ、似たようなプロジェクト私もやったよ~、10年くらい前だったかな?」
(10年前…僕まだ社会人なってないぞ、、)とかなんとか思いながら、いろんな人と話すたびに学びが多いなぁと感じています。
ただ、入社してからの2ヶ月間、社員の皆さんから組織に対する当事者意識を感じたことは極端に少なかったです。(ゼロではないですが、少なかったです)
昔前職の同期が採用ムービーの中で、組織に対する主体性という言葉を使ってベンチャーで働くことを説明してましたが、ベンチャーってまさにそれだなーとずっと思ってました。全く同じ表現は嫌なので当事者意識に変えました。
前職では、どうすれば会社、部署全体が良くなるかを立場や年齢関係なく多くの社員が考えている印象がありました。
一方で、今の会社は、そのロールを持っている社員が考えている印象がとても強く、社員の雰囲気として組織に対する貢献意識、みたいなものはあまり強くないように思いました。
どちらかというと貢献の矛先が組織に紐付くというより、個人に紐付いている印象です。(前職の場合は組織と個人両方あったイメージを持ってます)
どうすれば今いる環境をより働きやすく、より生産性の高い組織にできるか
すごい会議の問いみたいですが、個人的には組織への貢献はとても大切にしたい観点です。そんなことを考えながら一方で、僕は自分が所属する組織と自分を切り離せないタイプなんだなーとも気づきました。
規模やカルチャーが違うとこんなにも人の価値観が異なるのか…と驚き、少し落ち着いたのが今という感じです。
(元々価値観が異なるのか、入ってから異なったのか、元々ちょっとは異なるけど入って拍車がかかったのか、はまだ不明です)
■仕事について
今人事コンサルのチームに所属しているため、日本のだれもが知ってる大手企業の人事課題に関する情報を日々目にし、耳にしています。
情報に触れる中で、今彼らのなかでの関心のトレンドがテクノロジーを用いた人事課題の解決であることを知りました。多くの会社がタレントマネジメントやリソースマネジメントに関して課題を抱えているみたいです。
既に採用しちゃった沢山の社員をどう活かしましょう汗、という状況なのですかね。
フェーズとしては、構想段階の会社もあれば既に初期フェーズ
を終えて一部テクノロジーの導入を始めている会社もあることがわかりました。
そのなかで感じたことは、この流れの中で確実に人事課題は採用へと拡大、もしくは移行していくだろうということでした。
今はまだ、採用領域において過去の企業ブランドのおかげで優秀な人が集まり、結果的に採用への課題感を感じていない会社も、人事施策へのテクノロジー導入の流れと、社会的な少子高齢化の流れによる人不足を組み合わせると、間違いなく採用が各企業の次の感心事になるのではないか、と感じました。
テクノロジーにより最適配置や最適管理に目処がたてば、関心の矛先は”外”に向かうだろうと考えています。
私としては人事で言うところの”外”、つまり外から人を採ってくる採用がその対象になるのではないかと考えています。
(そういえば、過去の歴史を振り返っても、内政が整うと外に目が向くようになると、世界史について書かれた本で読んだことがありました、日本統一を果たした後に挑戦出兵をした豊臣秀吉とかが日本では分かりやすい例らしいです)
そして、各企業の関心ごとが採用へ移ると、間違いなく、採用ノウハウを持っている人材のニーズが増していくだろうなーと思っています。採用企画、アセッサー、クロージャーなど採用関連の仕事ができる人を企業は欲するだろうなと。
そんなことを考えていると、テクノロジーの台頭が進むと、交渉力や関係構築力のような泥臭いコミュニケーションスキルの価値ももっと向上していくんだろうなぁ、と考えが派生していきました。
なにかが突出してくれば、バランスをとるためにその対岸にあるもののニーズも増していく、というイメージです。
これも確か同じ世界史の本からだったかな?にかいてました。この考え方もすごく面白いと思ってずっと覚えてます。
話がそれすぎましたけど、
まぁ、何が言いたいかと言うと、大手も変わろうとしているということと、テクノロジーとコミュニケーションを用いながら採用業務を一生懸命やってると、今後その経験が大きな市場価値に変わりそうだなーと感じている、ということです。
■キャリアについて(おまけ)
前職もベンチャーだったし、大手企業勤めの方よりベンチャー勤めの人の方が知り合いは多いので、気になる人とかもいるのかなーと思い、これまた思ってることを書いてみます。
ちなみに大手かベンチャーか、二項対立で考えるのはちがう!とおっしゃる方もいると思いますが、僕個人としては二項対立大賛成です。
正直中の様子は全然違いました。
特に僕の場合は日系ベンチャー事業会社と外資大手コンサル(僕は戦略じゃないですけどね)、文字だけ並べたらいつもみんなが対比して並べる単語の組み合わせなので、余計感じてるのかもしれないですけど、、
キャリアに関していうと、僕は転職しちゃったけど、やっぱり最初にベンチャー入って良かったなって思います。
・仕事を頑張りたいという同じ価値観の人が多くて楽しかった
・手をあげれば組織にとって必要であれば何でもチャレンジさせてくれたのでやる気を感じやすかった
・みんなの名前と顔が一致するので一体感を感じやすかった
・社長との距離が近かったので経営目線とはなにかを感じる機会が多かった
これは僕がベンチャー入ってよかったなと感じた理由です。今の会社に無いわけではないと思いますが、少なくともまだ僕は感じれてないなーという感じです。
大手と比較して、という文脈ではなくて前職のベンチャーのよい思い出を書いてるだけなので、二項対立がーとかなんとか言いましたけど、上の内容はただの思い出です。
昔はベンチャーに入ると大きな会社に行けない、という話もあったかと思いますが、実際僕は転職してるのでそんな不安ももうあまりないのかなともおもってます。(実際他にも大手にいった人を何人も知っているので)
これかいてて話の着地がわからなくなってきたので、もうやめるんですけど、
最後に、これからベンチャー企業に入社していく人がいると思ってまして、入る前って不安な気持ちを持ったりする人もいると思うんですけど、ベンチャー悪くないよって僕は思っているのでなんか変な不安を感じてたりしたら勿体無いから気にせず一生懸命目の前の仕事に打ち込もうね、ということを伝えたいです。
何かの参考になれば幸いです
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