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「バナナがおやつに入るか否か」を問うネタで笑う人は可笑しみを理解しているのだろうか?

「バナナはおやつに入るんですか?」
 学校で、遠足の前に先生に対してこんな風に質問をするとクラスメートの笑いが取れる、ということになっているらしいじゃないですか、世間では。
 私は漫画の中でしかこれを言っている人を見たことがないですが、この世のどこかの教室では必ず遠足のシーズンにこのネタが展開されている、ということになっていますよね?(ほんとに?)

 私は長年、この質問は「バナナを遠足に持参してよいかどうか」を問うているのだと思っていました。おやつに入らないと言われた場合、その答えは遠足自体にバナナを持ってきてはいけないと言っているのだと。
「おやつに入らないって言われたら、お弁当のデザートとして持って行ったらいいじゃんね」
 と、だから私は思っていたのでした。
「そうしたら、おやつの金額制限にも引っ掛からないじゃん。おやつプラスアルファで持っていけるじゃん、バナナを。でもなんでバナナ限定? みかんでも同じ話だと思うんだけど」

 そんな私の長年の疑問に答えてくださったのがこちらのページです。

 すっかり忘れていたし、自分自身はその時代を知らないのですけど、バナナはかつて超高級品だったのですね。
 おやつの範疇に含まれたら、一本持っていくだけで金額オーバー。他にお菓子を持っていくことができないくらいの。

 当時と今とでは物価が違うから、今はこの問いを笑うことができるのですね。

 ちなみにフェアトレードのバナナだと、価格は1本80円~200円ぐらい、らしいです。検索した限りでは。
 今の遠足のお菓子の金額上限っていくらぐらいなんだろうか。

 あと、検索しても出てこなかったんですが、戦後すぐの時代に幼少期を過ごした教師のかたが、このバナナのネタを聞いてキレた、みたいな事件は今までなかったんでしょうかね?


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