娘の師匠
娘には師匠がいるらしい。
それを教えてもらったのは先月末。
"1年生を迎える会&おみしり遠足"から帰ってきた娘が作文を書きながら
「お母さん、この題名って変かな?」
と声をかけてきた。
原稿用紙の初めに
"師匠に教えてもらったこと"
とある。
まだ書きかけの文章は、6年生と1年生がペアになって行った遠足でのエピソードから、1年生たちのことを"師匠"とした内容だった。
パターン1
集合してガヤガヤしているところを先生に怒られる1年生。
→ でも、怒られたら素直にさっとおしゃべりを止めてみんな真剣に先生の話を聞いていた。
パターン2
目的地に着いたら、1年生がみんな元気いっぱい遊んでいた。
普段おとなしい子も、元気な子も、みんなが楽しそうで、つまらなさそうにしている子が1人もいなかった。
お友だちを氣にかけている優しい子が多いな、すごいなと思った。
…みたいなところまでが書いてあった。
「"師匠"いいと思うよ!響きがいいよ!」
と娘には伝えて、(内心、タイトルのパンチ力につりあう内容にするのはハードル高そうだな〜、とかも思いつつ😂)
6年生と1年生の関わりの中で、娘が経験できている事を改めて考えた。
子どもたちの学校は、敷地の中に市立幼稚園(1年保育)が併設してあって、5年生になると幼稚園さんとペアになって行う活動が年に何回かある。
娘がペアになった女の子は、幼稚園の先生曰く"恥ずかしがり屋さん"で、最初は話しかけても全く声を聞けなかったそうだけど、そのうちに慣れてもらえて、
"初めて娘の名前を呼んで手を振ってくれた日"も、
"笑顔で手をキュッと握ってもらえた日"も、
(><) ←こんな顔した娘から報告があった。
「最初はほんとどうしようかと思ってたけど、もうさ、めちゃめちゃ可愛いんよ!」
と言う、"元・恥ずかしがり屋さん"な娘。笑
6年生と1年生になってから、ペアは一旦解消してまた違う女の子とペアになったらしいけれど、以前のペアだった子もひっついて来てくれるものだから、"2人とも可愛すぎてたまらん!(><)" とのこと。
休み時間もその2人からよく遊びに誘われるらしく、1年生数人と6年生数人とで遊ぶらしい。
先日は掃除の仕方を教えてあげる時間があって、雑巾の拭き方"カクカク拭き"を教えてあげたそう。
「見て見てー!こんなに黒くなったよ!」
と雑巾の裏を見せてくれたので
「すごいね!頑張って拭いたからこんなに黒くなったんだねー。」
とか言いながら、娘は相当癒されたらしい。
よきよき^^
"ソーシャルディスタンス" の言葉はもう子どもも大人もすっかり聞き慣れてしまったけれど、先生たちがきっと色んな面を考えながらも、この交流の機会を続けてくれていることが嬉しい。
人と人とのやりとりから生まれるぬくもりとか心の揺れや感動は、どうしても距離をとったままでは得るのが難しいんじゃないかな。
6年生と1年生との交流は、1年生にとっても6年生にとっても大きな体験になりえるのだなと嬉しそうな娘を見ながらそう思う。
*thekingofmouseさんのイラストをお借りしました。
ちょっと、"だるまさんがころんだ"を連想しました^^ ひょこっと可愛らしいです。
ぐんぐんと伸びる筍、雨上がりにはびっくりするほどぐーんと伸びる筍を子どもの頃によく裏山で観察していたなぁ。。と思い出します。
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