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【合宿レポ】原稿戦士たちよ、原稿合宿に行こう(千葉・土善旅館)

 感染状況に落ち着きが見えてきたので、この隙にと原稿合宿に行ってきました。今回はそのレポです。
 結論から言うと、私は同人活動をする文字書きなのですが、1泊2日の原稿合宿で約15,000字進みました。字数だけでいえば、休日に引きこもり集中していれば可能な数字かもしれません。
 ただ、皆で美味しいご飯を食べ、上映会をし、温かい風呂に入って眠るという楽しいひと時を過ごしながらの原稿タイムは、普段と別格の楽しさです。原稿をしているときの、「これ面白いんか……辛い……」みたいな原稿病があまり訪れない。精神衛生的にも大変良い時間なので、原稿戦士たちよ、原稿合宿に行こう。


1.土善旅館の原稿合宿プランを利用

 今回は、原稿合宿で有名な、千葉県・土善旅館さんの『原稿合宿プラン』を利用しました。

http://www.dozenryokan.com/

都内から約2~3時間、千葉県笹川駅にある土善旅館さん。無人ののんびりした駅には、古き良き喫茶店や町の本屋さんもあり、静かで原稿に集中しやすい環境◎

詳しくは土善旅館さん公式サイトをご確認いただければと思うのですが、原稿戦士たちに嬉しすぎるプラン内容の主なポイントは2つ。

①原稿が捗る充実の設備
 ・机と椅子 ・インターネット完備 ・PC&液タブ ・タブレット端末
 ・照明スタンド ・プロジェクター 
 等々……とにかく設備が整っています!(詳しくは後述)
②早めのチェックインと遅めのチェックアウトで原稿時間を確保
 チェックインは12時・チェックアウトは15時なので、都内からの1泊2日でも十分な原稿時間を確保することができました。具体的なタイムスケジュールは後述。

続いて、その詳細の紹介です。


2.原稿効率重視型の部屋と設備がすごい

 そんな土善旅館さんですが、外観は歴史を感じる古くからの宿泊施設といったところ。予約も今では珍しいメールでのやり取りだったため、訪問前~宿泊者票を書いている段階までは、部活の宿舎のようなイメージでした。

 ですが部屋に入ると……

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めっっっちゃくちゃ広い。(そしてとても綺麗)(水回りや大浴場もとても綺麗です)

かなり広いうえに、中央には大きなテーブルと椅子が鎮座。
畳にローテーブルと座椅子の場合、そのまま横になって寝てしまうことは目に見えています。ですがこれなら、うたたねの心配無用!
一方で、膝掛やビーズクッションも用意されていたので、程よい休憩を取りながら作業をすることができます。

更に、布団もセルフサービスかつコンパクトなマットレスタイプのため、
「寝たくなったら各々が適当な隙間に布団を敷いて寝る」
という、寝るという面だけにおいては快適ではない=寝るのを阻止した原稿集中仕様になっていました。原稿合宿プランの名前は伊達じゃない。

道中にコンビニがあるので、お菓子や飲み物を買い込んでいけばすぐに快適な原稿空間が出来上がります。(カフェイン類やお水は飲み放題で、言えば部屋に届けてもらえます)

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お茶は2リットルペットボトルを買っていって、グラスに入れて飲む形式がコスパ良いと感じました。

更に、壁面にスクリーンが設置されておりプロジェクターも完備。

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かなり明るいので、部屋の灯りを点けたままでも十分に見ることができます。大きな画面と良い音響で、各々が持ち寄った円盤を観る休憩時間もえらい充実していました。(この大きさで推しを皆で観るのは何だか照れました……)

(※部屋のタイプや設備は様々で、予約人数やタイミングによって違いがあるそうです。今回は一番設備が充実している部屋に泊まることができました)


3.千葉のご飯は、美味い

 施設の充実っぷりと並び、大事なのが旅のご飯。千葉、魚介が美味しい。
 土善旅館さんはお食事だけも可能だそうで、「土善ごはん」営業もされているくらい、お食事面も充実しています。
 今はご時世を鑑みて完全部屋食なのですが、それも原稿と食事の切り替えがシームレスで捗りやすい要因だと感じました。部屋に引きこもっていたら親がご飯を持ってきてくれるような、実家のような安心感……

ボリュームたっぷりの夜ご飯。これにしゃぶしゃぶとサワーやハイボールなどの飲み放題をつけることができます。

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お昼ご飯は予約制。私たちは、2日目のお昼ご飯を頂くことをチェックインの日に決めて朝の道中にご連絡しました。

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鯛ご飯、大変美味しかった……


4.主なタイムスケジュール

 このように、原稿集中環境と旅の楽しみを満喫できる環境が同居した原稿合宿プラン。私たちの実際のタイムスケジュールは以下のような形でした。

〇1日目
8:00頃~ 都内発
11:00~  宿に到着・荷物を預けて近隣の定食屋さんへ
★お昼ご飯は、青柳亭(https://tabelog.com/chiba/A1205/A120501/12016301/)へ
ご飯屋さんは決して多くはありませんが、井之頭五郎が訪れそうな雰囲気の、地元の人に愛される美味しい定食屋といったふうのお店がいくつかありどこも魅力的でした。
しじみ丼が大変美味しかった……!

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12:00~ チェックイン~原稿開始
17:30~ 入浴
19:30~ 夕食・円盤鑑賞
21:00~ 原稿再開
23:30~ 就寝
〇2日目
6:30~ 起床~原稿開始
8:30~ 食事・ニチアサ鑑賞会
10:00~ 原稿
12:00~ 食事・円盤鑑賞
13:00~ 原稿~ 15:00チェックアウト

 ざっくりですが、両日とも約6時間の原稿時間は確保できています。
 冒頭にも書いたように、自宅でもこれくらい、もしくはこれ以上の原稿時間の日もありますが、やっぱり違うのは、「原稿するための環境」に引き籠れること。細々した家事や他の娯楽に気を取られることもなく、さらに複数人でいけば、皆が原稿している様子が嫌でも目に入るので、必然的に原稿と向き合う集中力が上がるように感じました。

 あとじわじわ面白かったのが、地元の方々にとって土善旅館さんは様々なお客さんを呼べる場所だと認知されていらっしゃるようで、立ち寄った書店や飲食店で「合宿の方ですか?」と毎度のように聞かれました。合宿の方です……この町がとても好きになりました……!


 全員が次のイベントで新刊を携えてビッグサイトで握手できるよう誓いあい、我々の原稿合宿は幕を閉じました。
 原稿戦士たちよ、原稿合宿に行こう。そして同人誌を出そう。

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