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江南市の課題を考える<公共交通>新しい公共交通として「オンデマンド交通」を考える②
江南市の課題を考えるという
シリーズの第1回目
「オンデマンド交通を考える」の
その②です。
その①はこちら→
本日は、オンデマンド交通の
メリットとデメリットを
てみようと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1692770174874-5VgvHx9MdQ.jpg?width=1200)
1.オンデマンド交通のメリットです。
①利用客の増加が見込める
従来の路線を廃止し
オンデマンド交通が導入された地域で
従来の路線バスの利用者数を
上回るケースがあり
従来の路線では対応できない地域間での移動や、
保健福祉会館への移動が増えた実例あり。
②1台で2組以上の対応が可能になるため
渋滞の緩和や排気ガス減など
環境問題の取り組みになる。
③タクシーと違い乗合であるため、
利用料金が安い。
④乗客のデータを分析することで
利用者の行動パターンや習慣を
把握することが可能になり、
地域全体の傾向をつかめる。
⑤利用者のきめ細かなニーズに柔軟に対応できる
⑥利用者ゼロでも
バスを走らせなければならないという
状況が改善。
路線バス維持のために必要な財政負担を
軽減できる。
⑦路線バスやタクシーの運行ルートから
外れている人にとっても生活の足を確保できる。
⑧「ドアツードアでの利用」や
「目的地の自由な設定」など
利用する側にとってのメリットも多い
![](https://assets.st-note.com/img/1692770200390-tKQvFr2Z4r.jpg?width=1200)
2.オンデマンド交通のデメリットです。
①認知度・利用定着が大きな課題
PR不足や調査不足で利用者が
当初の想定より少ない事例もあった。
<対策>
・地域広報にチラシを入れる。
・自治会を利用して利用を促す。
・初めて利用するものには抵抗があり
ハードルを下げるためにも体験会を行う。
・保健福祉会館や地域のスーパーなどと連携。
②1人あたりの輸送コストは
通常の路線定期型交通よりも上昇する。
コストがかさみ運行を継続できなかった
事例もあった。
③利用者のニーズを見極めなければ、
「予約が面倒で結局利用されない」
「利用者が多くなると対応できない」など、
逆に不便になる。
④既存の路線バスと競合してしまった。
⑤アプリ等のITを活用した
予約システムを導入する場合は、
高齢化が進む地域では浸透しにくい。
⑥マイクロバスや、
ワゴン車を用いたジャンボタクシーなど
路線バスより小型のものが
使われることが多いため、
相乗りに抵抗を感じる層も一定数いる。
![](https://assets.st-note.com/img/1692771182378-WoEG1VVNLR.jpg?width=1200)
以上、メリットとデメリットを
あげてみました。
皆さまはどのように
感じられましたでしょうか?
・少子高齢化が進む地域
・マイカー普及率が高く、
路線バス利用者数が少ない地域
オンデマンド交通は、上記のような地域で
導入されています。
オンデマンド交通の
デメリットの解決方法など
メリットを生かす工夫を考えて
次回、掲載させていただきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1692771241190-y0HuM8zdak.jpg?width=1200)