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太ももコンプレックスの私が、モデルをした
私は中学1年生から高校3年生まで、ソフトボール部に所属していた。
だからなのか、太ももが人より太い。
学生の頃、運動をしていた人はわかると思うが、そのスポーツ特有の場所に筋肉がつく。
ソフトボールは前傾姿勢になるので、
太ももに筋肉が付きやすいのは、仕方がない。
最大のアクシデント、ではなかった
先日、ナイトウェアの発売のため、撮影してもらった。作った時から、モデルはこの人にお願いしたい!と決めていた。イメージしただけで、ぴったりの友人がいたからだ。
前日から、何も考えられないほど緊張していた。電車で50分揺られている間、本心状態だった。撮影は、モデルさんのお洒落なご自宅だったので、最寄り駅まで迎えにきてくれた。
朝10時30分、駅前で待ち合わせ。カメラマンである友人は、機材や撮影に使うラベンダーやゼラニウム、その他の映えるお花を抱えていた。本、ハンガーなどスーツケースに入れて、持ってきてくれていた。緊張していたが、この光景を見ると、気持ちが落ち着いた。
着いてすぐ、ナイトウェアのみを撮影した。
ソファーに置いたり、お花を添えたり、順調に進んだ。しかしお昼休憩時、モデルの予定だった友人の体調が、一変した。
「ごめんなさい、着れない。」
友人は、ベットに横になった。朝、合流した時から顔色が悪かった。
咄嗟に声が出ていた。
「私、着るわ。」
今考えると、他にも色んな手段があった。別日に撮影する、ものだけ撮影することも可能だった。
そんなことを考える隙なく、私は服を脱いで、自分がデザインしたナイトウェアに袖を通していた。
私は、自分の太腿にコンプレックスがあった。同時に、顔出しすることにも抵抗がある。プロフィール写真を撮ってもらうのを躊躇っていたのは、少し痩せてからだ、今じゃない、と思っていたからだ。
突然、撮影する時がやってきた。
事前に撮影すると決まっていたら、前日は外食はしなかっただろう。まして、パスタや塩胡椒がたっぷりかかったお肉は、食べなかっただろう。朝ごはん、お昼は体力づくりにお腹いっぱい食べた。そんなボディーと太腿を抱えて、撮影に挑んだ。
初めてのモデルにガチガチだったが、何とか撮影できた。
とてもセンスのいいカメラマンと、お洒落な部屋に救われた。
後ほど、写真を見返すと、何と太い太ももは上手に隠れていた。
そして、うまい具合に、光の加減で顔も丸くは写ってなかった。
想像していた自分ではなかった。
そこには、様になった私がいた。こんなタイミングでブロックを打ち破れるとは。
「波に、身を任せる。」
ナイトウェアを作るに当たって、私が習得したことだ。
何としても、こうしたい!強い思いは必要がないときもある。
こだわりも、同様。必要な時と、手放した方がいい時がある。見極めは、なかなか難しそうだ。しかし、「身を任せる術」はいい意味で、力を抜くために必要なことかもしれない。もっとしっかり身につくまで、習得したい。
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そんな、ナイトウェアは5月27日より発売します。
インスタグラムで詳細を告知するので、覗いてフォロー頂けると嬉しいです。私のソフトボール部ボディーも、ぜひ見てください。