営業マンは【幸せ】を売る仕事
前回の記事、「こころの隙間産業(ニーズとウォンツ)」では商品には大きく、ニーズ商品とウォンツ商品の2種類があり、ウォンツ商品は儲かるけど売りにくい商品で、ウォンツ商品を売るのが営業マンや販売員、セールスパーソンです、というお話をしました。
お客様の背中を押す
ニーズ商品を多く売っているスーパーやホームセンターの商品は商品棚に並べられていて、商品説明をしたり、購入を勧めるような店員はいません。
お客様が商品を買いに来てくれます。
ニーズ商品は生活に必要な商品だからです。
しかし、ウォンツ商品の場合、お客様が勝手に来て、勝手に買っていくというのは難しいです。
前回の記事の例でいうと、ユニクロには商品棚に商品がたくさん並べられていて、販売員さんはいますが、お客様に付き添うような方はいません。
でも、グッチに行くと、すぐに販売員さんが近くに来て、商品説明や、お客様の話を聞きながら、ずっと付き添って購入を勧めてきます。
興味があって入店したとはいえ、やはり、付加価値の高い7万円のTシャツは欲しいけど必要ではないので、買うのに勇気がいります。
その背中を押してくれるのが販売員さんです。
車や不動産も同様、買いたいなと思ってお店に行っても、いざ購入するとなると怖気づき、営業マンの勧めや後押しが必要になってきます。
この後押しや、お勧めが一歩間違えると「ゴリ押し営業」や「強引な営業」になります。
よくある間違った営業のセリフ
よくあるゴリ押し営業のセリフで
「~だから、あなたにはこの商品が必要です!だから買ってください!」
これは間違いです。
よく、営業のマニュアル本には「お客様のニーズをとらえて」とか「問題解決のために」などありますが、根本的にウォンツ商品の場合、お客様もその商品が自分には必要じゃない(ニーズはない)ということを潜在的に知っています。
なので、ウォンツ商品なのにニーズ商品の売り方をするから、必要のないものを買わされた、押し売りされたと嫌な思いをしてしまうのです。
ウォンツ商品を売る場合、
「この商品を買うとあなたは〇〇になれますよ!」
が正解のセリフです。
〇〇はお客様の欲求です。
グッチのTシャツの例でいうと、「モテる」ということです。
この欲求が満たされると、人は「幸せ」を感じます。
つまり、「営業マンは【幸せ】を売る仕事」だと自分は思っています。
笑ウセールスマンが正解?
『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造のお決まりの台詞です。
お金をいただかない以外は、世の中の営業マンそのままだと思います。
もしかしたら、作者の藤子不二雄先生も、自分と同じようなことを考えて、笑ウセールスマンを描いていたのかななんて思います。
営業の仕事をされている方は、ぜひお客様の「心の隙間」が何なのかをとらえて、たくさんの人を幸せにしていってください!
最後まで、読んでいただきありがとうございます!
今後も皆さんのための有益になるような自分の経験を書いていきますので、スキ、フォローをお願い致します!