アイディアを継続して出してもらうフィードバックの方法【前編】
いわゆる生産性の高い職場と低い職場の違いはどこにあるのか
生産性が高い職場は
1.アイディアが出しやすい環境
2.出たアイディアを実現する方法を知っている
私はこの2つがかなり重要な要素なのではないかなと考えています
そこで今回は1のアイディアが出しやすい環境について書きたいと思います
では早速。
アイディアが出しやすい環境とはどんな環境か
チームのメンバーがそれぞれがインプットを欠かさない
というのを大前提にすると
アウトプットに抵抗がない状態を作ることになると思います
抵抗の中には
物理的なもの、心理的なものがあります
完全に分業してオペレートのみに専念している
そのためそもそもアイディアを伝える機会がない
とか
アイディアはあるが自信がない、言っても理解してもらえないと思っている
など。
今までにネガティブなフィードバックを与え続けていない限りは
機会があればアイディアを出してくれます
なので積極的に課題の共有
アウトプットの場と時間を設ければ問題ないと思われます
しかし年次の若いうちはアイディアをたくさん出していたのに
段々と目の前の仕事をこなすだけになっていくメンバーがいたとしたら
それはフィードバックの仕方を見直した方が良いかもしれません
アイディアがよく出るチーム
アイディアのよく出るチームは大きく分類すると2つ有ると考えます
ひとつはアイディアに対しては厳しいフィードバックがあり否定もされるが
人格の否定はなくどうすればブラッシュアップされるか。に徹している
そしてその文化を提案する側もされる側も理解している
もうひとつは
アイディアをまず承認しブラッシュアップしていく
厳密にいうとネガティブなフィードバックをうまくポジティブ変換している
要はバチバチに言い合える実力主義チームか
アイディアを大事にしてくれるマネジメントが行き届いたチームです
前者は文化の理解、浸透が必要ですが
後者は受け手の意識ひとつなのですぐに始めるには現実的かもしれません
反応の仕方で変わる
■アイディアを引き出す反応
1.肯定&承認
2.要望
■アイディアが段々出なくなる反応
1.否定
2.要望
※要望がないとさらに悪化する可能性があります
とてもシンプルですが
「なるほど、それはイケるもしれないね
この部分をクリアできたら実現できるかもしれない
もう少し詳しく調べてみてほしい」
と言われるのと
「いや、それ◯◯だから無理でしょ
もっと考えてきてよ」
どちらがアイディアを深堀りし
次もアイディアを出そうと思うか。という話です
目的と手段
甘やかすなという声も聞こえてきそうですが
有効なアイディアを多く引き出し業績をあげたいなら
こういうアプローチをしないほうが甘えなのかとも思います
信頼関係が築けてからのネガティブなフィードバックはむしろ
有効だったりします
意見が違うときも
「それよりも〜」と繋げずに
「私は〜と思います なぜなら」 と独立した自分の意見にすると
むやみやたらに人を否定しなくてすみます
それでは次回、後編では【アイディアを実現する方法】について書いていきます
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