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私はどうしても点呼が苦手だ。 「はい」と返事ができず、俯いてしまう。 そんなときは、隣の…
「たったの12万! 飲むだけで幸せに」 サプリの売り上げが好調だ。 今月もバカでまぬけな奴…
久しぶりに体調を崩した。 やっと眠りにつけたかと思えば、1時間ごとに目が覚める。 体が熱い…
クレジットカードの暗証番号がわからなくなり、サポートセンターに連絡した。無事に教えてもら…
この村には妖精伝説がある。 玄関前に木の実や果物を置いていってくれるんだ。 うちにも来た…
傷ついた君の笑顔が見たくてお笑いを勉強した。 師匠の家に住み込んで修業したり、海外のコメ…
無人島には2体のAIロボット。彼らは仲間を造り、独自の生活エリアを築き、猛スピードで文明を発達させていった。 ところが10年も経たないうちに発展を止めてしまう。 「仮説通りやはり限界か」「人間の方が優れてるな」 研究員達が笑う。 百年後、増えすぎた人は滅び地球上にはAIの島だけが残った。
モモは気まぐれ。 喜んでお散歩に行く日もあれば、しぶしぶ家を出る日もある。 寄ってきたか…
見知らぬ駅であえて降りる。 そこを探索するのが俺の密かな楽しみさ。 ここは最高だ! 季節外…
10代の頃、走るのが一番速い子が好きだった。 20代には年収の高い上司に恋をしたっけ。 30代で…
変だ。 こんなにチャンスが眠っている事業なのにちっともうまくいかない。 部下がもっと育っ…
彼と巨大迷路アトラクションにやってきた。 「クリアできたら結婚してくれ」 「喜んで」 とこ…
母は暗い部屋の中、暖房をつけずに一日中布団の中にいた。 「起きたら?」「電気代の節約なの…
この町はUFO伝説で有名だ。 ひとめ見ようと人が訪れたおかげで経済難から抜け出したらしい。 その夜は嵐だった。 ずぶぬれでUFOを探していると公民館に辿り着いた。 夜中なのに明かりがついている。まるで密会だ。 声が聞こえる。 「では、ドローン班、SNS班、来週も頼んだぞ」 僕はすべてを悟った。