Run for Fun01: スロージョグでめぐる日野市(パン屋編:ベーカリー・モリ)
Jogでめぐる日野市
走ることを「スポーツ」として日常から切り離して特別視する考え方も多いですが、僕としては走ることはあくまで日常活動の一環として生活全般に融合したものと考えるのがしっくりきます。
そもそも人間の身体は走るようにデザインされているし、そのために進化していて、人類にとってかなり長い期間、生きることと走ることは切っても切れない関係にあったと思います。
そんなわけで、僕はジョグを買い物や退勤などの日常的移動と合わせて行うことが多いです。なんとなく車や電車に乗っていたけど、google mapでみると実際には家から2、3kmしかないということはよくあります。そんな時にジョグでゆっくりと移動すると今まで気づかなかった店や風景に出会えて楽しい。
せっかくなので、僕の住んでいる日野市周辺の好きな店を、少しずつ記録しておこうかと思います。
ベーカリー・モリ
ベーカリー・モリはかなり頻繁に寄るパン屋です。ジョグで通るたびについつい寄ってしまう素朴でローカルな感じがする場所です。
食べやすいお菓子系として、僕のイチオシはエッグタルト。
普通、エッグタルトといえばパイ生地を想像するかと思いますが、ここのはタルト生地です。僕は以前、香港に半年ほど住んだのですがイギリスの植民地だった香港でエッグタルトといえばタルト生地でした。
そういう思い出もあり、ベーカリー・モリのエッグタルトは懐かしく感じられます。そもそもパイ生地はそれ自体が主張が強くてみんな同じ味に感じることも多いので、味的にもタルト生地が好きです。ちなみにポルトガルの植民地だったマカオのエッグタルトはパイ生地ですね。
菓子パンも並んではいるのですが、個人的にベーカリー・モリの魅力は普段使いのパンにあると思っています。特に卵、油脂、乳を使用しないバケットや玄米パンが好みで週に1回は購入しています。
いわゆる小洒落た見た目の焼きの強いフランスパンとは違うのですが、外(クラスト)がカリッとしつつも気泡があって中(クラム)がふっくらとしたバゲットは、バターをつけてかじると味わい深いですし、色々とアレンジもしやすいです。重さは270gくらいなので、スタイルとしてはbaguette de traditionですね(レビューで「中が柔らかすぎる。私は硬いのが好み」という人がいますが、それはベーカリー・モリの問題ではなく、その人のイメージしているフランスパンがficelleという細めで中まで焼きが入ったものということで種類の違いだと思います)。
ちなみにbaguette de traditionについてはフランス中部に住む方のブログが面白かったです。
写真を見るとbaguette de traditionは確かにベーカリー・モリのものとフォルムが似てますね。モリのものの方が焼きが軽い感じですが、周辺住民の幅広い年齢層の日本人に受け入れられるためにはこのくらい軽い方が食べやすくて良いと思います。僕も気泡の大きい柔らかいクラムが大好きです。
うちでは毎週日曜日の朝はフレンチトーストが定番ですが(家族みんな大好き)、ベーカリー・モリのバケットは必須です。フレンチトーストは卵につけてバターで焼くのでそれらを使用していないバケットじゃないとゴテゴテした味になって好みではないのです。
僕は日曜の朝は基本的にロングランをしています。富士見湯という銭湯を発着地点として立川の昭和記念公園の外周を大抵は36K走るのですが、最後の一周は温かい銭湯とこの帰宅後のフレンチトーストを楽しみに走り切ることが多いです。
ちなみに日野市ではありませんが、富士見湯はランナーにとって天国のような銭湯で、車を停めて荷物を預けて走りに行くことができます。
走った後の風呂とオロポ(オロナミンC&ポカリ)があるだけで、単純な僕は嬉々として追い込めます(笑)。さらに帰宅後のフレンチトーストを考えれば尚更張り切ってワークアウトできます。消費カロリーも多いので、雪見だいふく(好きなんです)をトッピングすることも多いです。
そんなわけで金曜日のジョグのコースには、ほぼ確実にベーカリー・モリが入ることになっています。
ちなみに玄米パンはトースターで焼いてもいいですが、バターをひいたフライパンで両面カリッと焼くのが個人的には好みです。ぜひお試しあれ。
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