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命を救われたひと言


命を絶とうとしたあの日


僕は先日、この世を去ろうとした。

生きることが苦しくなった。

発達障害や精神疾患を抱えて、この先の未来に向かって進むことが恐ろしくて仕方なかった。


明日がくるのが怖い。何もできない一日が始まる。


そう思いながら夜を越し、朝を迎えることに限界を感じていた。

いつになったら。いつまで耐えなきゃいけないのか。


そう思いながら毎日を生きていた。


そして僕の心と体は、知らない間に限界を超えていた。


「いつか」なんて待たなくていい。待ってもしかたない。
「今」死のう。「今」終わらせよう。


そう考えた

これが正解だと思い、なぜか自分の中で腑に落ちた。


心の変化


「死ぬ」そう決めた瞬間。今まで心が苦しかったのがウソのように、軽くなった。

苦しかったこと。辛かったこと。怖いと思っていたこと。


何もかもがどうでもよく感じることができた。


全てから解放された気がした。

やはり「死」は正解なんだ。


そう確信をした。


運命の言葉


Twitterを利用している。

そこでつながってくださってる方に、何気ないリプを送った。

本当に何気ない。リプだった。


送ったリプに返信が来た。

それはちょうどこの世を去ろうとしていた時だった。

リプの内容はこうだった。


「ありがとう」


たったこの5文字だった。

何気ない5文字かもしれない。

普段のやり取りでも出てくるこの5文字。

でも、その5文字がすごく嬉しかった。


ものすごく、「温かみ」を感じた。

ずっと苦しくて、辛くて、僕は誰かに助けてほしかった。

誰かを頼りたかった。

ずっと1人で辛かった。


でも誰にも頼ることができなかった。

その結果、死のうとした。


でも

「ありがとう」

この言葉が僕の心を温かく包んでくれた。


不思議だった。

ずっと満たされなかった、心の隙間が

ずっと満たされることが無いと思っていた心の隙間が

助けを求めていないのに、埋まっていったのだから。

ずっとずっと冷たく、寂しい心に温もりを与えてもらえたのだから。



ありがとう

 


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